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水源の過去エッセイまとめ  作者: 水源
2018年6月

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音で聞くものと目で見るものは確かに違うね、しかし肩書が欲しくて西尾維新先生のなまえを騙る人間がでてくるとは

 前に書いたジョシュア・ベルの実験のエッセイでなろうはおそらく書店や図書館などの本棚と違って殆どの作品のタイトルが見えないので目立つのは難しく殆どはたくさんの作品の中に埋もれてしまうという感想がありました。


 なるほど確かに音楽というのは特に演奏者を見なくても聞こえてくるし、逆になろうの作品は新作が多すぎてほとんどは埋もれてしまう事が多いですね。


 そのかわり音楽は複数のものを一度に鑑賞することはできないが、絵は一度に2つを見比べられるという話も聞いたことがあるきがします。


 音楽自体はきこえているのと、そもそもなろうの作風に合わなくて埋もれてしまったがゆえに最初から多くの読者には目にはいらなくて読まれなかったが書籍したらミリオンセラーになった作品では確かに前者は一応評価の機会があったけど、後者はその機会すらなかったという意味では確かに違うのでしょう。


 最もなろうにおける君の膵臓をたべたいはコロコロコミックにさいとうたかお先生の漫画が乗ってるくらいなろうの読者層が偏っていて読まれなかった感じなのかもしれえませんけど。


 あと、ジョシュア・ベルの実験に関しては最初からワシントン・ポストはかなり意地悪をしていています。


 ます忙しい朝のラッシュで音響効果など全く考慮されていない喧騒がノイズとなる駅の構内でバッハのパルティータのシャコンヌなどのクラシックを野球帽の私服でパフォーマンスもなしに演奏するだけでは、その演奏を聞いても観客を引き止められるほど興味がわかなかったりというのも仕方ない部分もあるのです。


 本来のストリートミュージシャンは、通行人が注意を喚起し、足を止めさせ、投げ銭を促すようなパフォーマンスを含んだ演奏の仕方をするのですから。


 もっともジョシュア・ベル個人はもっと足を止めて聞いてくれる人がいると思っていたようであったようではあるのですが。


 その後、事前発表をしてイスやマイクロフォンも用意され、ベルベットのロープを張った取材エリアまで設けられるという状況で生徒9名とも共演したジュシュア・ベル氏が演奏したときは観客が駅を埋め尽くしてますがこれはやはり肩書に依る部分が大きいと思います。


 また1枚150ドルのプラチナチケットが売り切れと聞くと1時間で50ドルしか手に入らなかったというのはさも評価を得ていないよう思えますが実はラッシュアワーの朝の駅の構内の1時間で音楽を弾くだけで50ドル集められるのは本当は大したものではないかという気もします。


 ワシントン・ポストの意図としては”私たちは他にももっと多くの『美しいもの』を逃しているのではないか?”という結論にたどり着かせたいからそういった書き方をするわけで、私も同じ印象を操作するような手法を使ってるわけですけどね。


 でもまあやっぱり肩書には騙されてしまう人も多いみたいです。


 西尾維新先生の名前を騙って、書籍化作品のレビューをおそらく副垢で書いては消して同じ文章のレビューを打ち続ける行為がおこなわれていたり、副垢でのポイント水増しなどをしているのではないかという作品がランキングに打ち上がってるという現実もあるので、やはり私は書籍化作品とはランキングは分けて欲しいのですが、そういった悪質な書籍化でないものまでいっしょにしてしまうのは単純にまともなものとの区別がつかないからという理由なのですよね。


 仮に出版社や博報堂が複垢などでポイントやランキングを操作してるとしても、それを認めることもないでしょうし。


 以前に百人以上のメンバーの相互クラスタがありましたがその中で書籍化したのは10人位だと思いますので相互クラスタによってランキングに乗ってもその後があるかどうかは実力次第でもあったともおもいますので以前のほうがまだマシだった可能性も高いですね。。


 その代償が感想欄やレビュー欄を閉じることだとすれば小さくない代償だともおもいますけど。


 本来の問題は更新したりしてもランキングに乗らないからと目立たず読まれる機会すらないので悪質な宣伝目的の書籍化のためにランキングやレビューでいろいろな工作が行われていることだとは思うんですけど。


 そのほかにはピックアップとかこの作品を読んでる人はこんな作品を読んでます、も、高ポイント作品ばかりで作品を更新したりしても目立つ場所に表示される機会がかなり少ないと言うのもどうなんだろうなとももうのですよね、基本的には高ポイント方が面白い作品である可能性は高いはずですが。


 なろうでの流行な内輪受けの作品であるからランキングにあがるけどどっかで見たような内容ばかりなので書籍化してもいまいち売れない、なろううけでない作品ではないからランキングに上がらないのでそもそも書籍化の機会すらないというのはまた別の問題なのでしょう。


 個人的にはなろうからの書籍化という物がなくなるほうが問題は減る気がしますが。


 なろうの読者に受けないだけで書籍化したら実は売れるかもしれない埋もれてる名作というのは君の膵臓をたべたい以外にもあるようにも思いますけど。

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