HJノベルスの編集さんはラノベにおけるなろう書籍化ブームについては既に終わったと認識しているらしい
さてツイッターの【公式】インフィニット・デンドログラムに投げられたマシュマロの返答で、ぶっちゃけていうとラノベにおけるなろうブームについては既に終わったという認識ですとツイッターではつぶやかれています。
そういいつつもなろうっではHJネット小説大賞を現在やってますから編集さん個人のお考えなのかもしれませんけどね。
この垢はデンドロ公式垢だけど中身はその編集者さんが書いていて他の担当作はアニメ化したスマホでもあるようですし、スマホアニメが散々叩かれていることも含めての見解かもしれませんが。
そのかわりになろう系というジャンルとしてすでに定着しているので書籍化がなくなることはすぐにはないだろうとも書かれてますけどね。
この場合のブームというのはにわか景気・バブル景気のようなものでなろう発とつけばとりあえず売れる状態、そのようなものは終わったと言いたいのでしょうね。
昨年2017年はレッドライジングがなろうから手を引き、ラノベ全体の売上も結構落ち込みました。
漫画ラノベの売上の落ち込みは漫画村のせいにもされていましたが、2000年前半にヒット作が生まれて2006年の恋空で大ブームになりながら2008年からはベストセラーランキングのトップ100にも入らない作品が増え急速に書籍化作品が失速したケータイ小説の状況に似ているような気もします。
そしてなろう系というのがジャンル化されたと言うならば、最終的には時代小説やミステリ・官能小説やハーレクインと同じポジションに落ち着くのでしょうね。
”異世界”とか”転生したら”がタイトルにつく小説はなろう系というジャンルとして、定着化してミステリではアガサ・クリスティやエラリー・クイーンの時代から「なんちゃら殺人事件」とタイトルが定番化していったのと同じかもしれない。
これらはある程度テンプレでそれをちょこっといじって見せるジャンルで、特に作品そのものに目新しさは必要でもないですし。
ただ”小説家になろうで年間一位”とか”なろうで何億PV達成”などという帯などに書かれているアオリがあまり効果がなくなっているのでしょう、最近は高ポイント作品でも昔ほどは売れてないようですしなろうで年間一位とか言われてもどうせ内輪受けでたいして面白くないんだろう?ぐらいに思われるようになってしまったのかもしれません。
普通になろう系が好きな人は買い続けるのでしょうけど、今はなろうからの書籍化作品の出版点数が多すぎるのでレッドライジング以外にも手を引く出版社がでてきそうではありますね。




