最近のなろうアニメが糞アニメだと言われ、なろう批判やテンプレ批判が行われるのはなろう作品がなろうでの評価を得ることに最適化しすぎた結果なのでしょうね、私の主な作品はそのなろうテンプレですけど
最近の特に異世界転生系なろうアニメに対しての糞アニメというレッテル貼りやなろう批判やテンプレ批判は、一つにはなろうの作品は糞というネットでの声の大きな人間に扇動されてるところもあると思うのです。
ですが、もう一つの原因はなろうでのポイント評価を得るための読者ウケに合わせすぎて、主人公やヒロインにどうやって人間的な魅力をもたせ、そういったキャタクターに対してどういうドラマをつくるかではなく、読者受けを意識しすぎるあまり、テンプレ要素が過剰に扱われて、なんかどこかで見たような展開、完全武装の軍人が非武装の小学生を追い詰めて殺すとたとえられるような無駄に強いキャラでの弱いキャラの一方的な虐殺、なろうテンプレでの共有認識というお約束による説明の省略、ストレスフリーにこだわりすぎるあまりワクワクもドキドキもハラハラもせず盛り上げリにかけて見えるストーリー、一般人だったのに突然チート能力を得たせいで異様に同性キャラやモブキャラには高慢でもモテるようになった主人公、女性がハーレムに加わる理由や経過が短すぎるゆえにちょろすぎて外見はカワイイように見えても頭が空っぽで主人公のどこに魅力を感じたかよくわからないが故に人間的魅力があるように見えないハーレムヒロイン、知識チートが現地人などの頭を悪くしすぎ主人公あげのための目的として設定されて現地人や敵などにたいする異常なまでの頭の悪さ、などまあそりゃ普通に考えてありえないよねと思うであろうそういった要素がテンプレを受け入れられない人たちに気持ち悪く思われるからかもしれないと思います。
最も昨今のキャラ萌えみたいなのは東方・アイマス・艦これ・刀らぶ・FGO・テニプリのような人数は沢山用意され、外見はともかく設定などはある程度しか設定されていないキャラクターに自分好みの属性をくっつけて俺の嫁とするほうが多数っぽいですけど。
ストーリーや設定が細かく決められていると細かいところで好みでない部分も押しつけられるのが嫌なのかもしれません。
それはともかく確かに個人的にはなろうの悪役令嬢物に出てくる婚約破棄をする王子やその取り巻き、后になりたいがために王子に取り入るヒロインなどはその頭の悪さというか現状認識の甘さでよく大国を統治してる国の後継ぎとして廃嫡されたり、王族から排除されないでその婚約破棄という状況に至ったし、どう考えてもこの国間違いなく滅ぶと思う作品は多いと思います。
でもまあ、王子とかが馬鹿すぎるけどそれによって国が滅ぶけどそういった要素も含めて面白いと思う悪役令嬢物もけっこうあります。
また例えば主人公が神様の手違いで殺されて異世界に転生する時に土下座したりする神様の腰が異常に低いとか、殺された主人公が殺された世界に対して全く未練を残さずに手違いで死んだことに対して全く動じもせず冷静に転生に応じたりするとか、神様が明らかに強すぎるチート能力をホイホイ主人公に与えられるが主人公に対してのお詫びに対して転載させられた異世界人の被害がでかすぎるのでとてもお詫びとしても釣り合わない、などに対して、”神”も”主人公”もどちらもサイコパスで気持ち悪いと見る人も多いらしいですが、いわれてみれば普通はそんなことがあったら殺された方は慌てたりするし神と呼ばれる存在がそんな不公平な事しないよねともおもいます。
もちろん元の世界に残された家族と会いたいと思ったり心配をしたり元の世界に戻りたいとする主人公もいないわけでもないんだけど、大抵はあっさり現地に馴染んで死ぬ前のことについてはなかったの如く思い返しもしないのはおかしいのじゃないかと、こんなことを書いていて実際の自分の作品の主人公も大抵そうなのでとても胸が痛いのですが、私の場合は両親とその祖父母は20年ほど前に全て死んでて、妻子どころか年齢イコール彼女いない歴だし兄弟とも微妙に疎遠かつ、社会の最底辺の風俗産業努めなので神様の手違いで死んで異世界にチート転生とか言われてもまあ今までよりいいかと普通に受け入れそうな気がしますけど。
もっとも私自身が現実世界に執着する理由が少ないからもし自分がそういう立場になったら異世界転移は淡々と受け入れるかもしれないと言っていますけど、私の作品はテンプレじゃなくて緻密な設定が練られていて、作中のあらゆる行動に説得力を持たせているなどということはなく逆に使い古されたテンプレを多用してますしご都合主義も多用してますから、私の作品は気持ち悪いと言われるなろうテンプレに含まれるでしょうけどね。
実際に戦国時代の話で私の話を読んだ自分の先祖がひどい目に有ってる読者さんがいれば嫌な思いもするでしょうし。
しかしながら普通に両親や妻子がいる人からみたらなんでそんな状況で落ち着いていられるのか自分が突然死んで家族は泣いていないか、残された両親や妻子の生活は大丈夫なのか、ベッドの下のエロ本やパソコンのエロフォルダの中身を見られてないかなどとなぜ思わないのかと思うのでしょうね。
そして駄目神や駄女神の失敗のせいで異世界転生を受け入れることになった住民には本来結ばれるはずだったヒロインを主人公に寝取られたり、本来ならうまく統治できるはずだった統治者が転生者の勘違いによって国をかき回されて無能の烙印を押されたりすること考えれば、その駄目神や駄女神のせいで異世界人は大きな被害を受けるわけですが、異世界人の受ける損害に対しては神はなんの保障もしないのもおかしくない?とおもうのも確かです。
異世界の王族とかが異世界人を召喚したりして将軍とか勇者の座を奪われることに関してはそんなことをする王が悪いのでそんな王に仕えていたのが不運とも言えますけど。
結局なろうアニメ批判、なろう批判、なろうテンプレ批判などはなろうの人気作の多くが読者数を増やしてポイントを得るためにどうやって目立ち読者から批判されないために主人公を下げる展開をなくし、どうやってなろうの読者に継続して見てもらうかになろう作者が最適化しすぎ、なろうの読者もそういうテンプレ展開になれすぎたせいで世間の常識的に見ておかしくないか?と認識しなくなった結果、なろうのテンプレ批判をする人やなろうではないラノベの読者、アニメの視聴者との見ていて気持ちいいと気持ち悪いの認識の乖離が広がりすぎたのが原因なのではないかなと思います。
なのでなろうアニメやなろうやなろうテンプレなどを擁護する人とそれを批判する人の溝はむしろどんどん広がって縮まることもないように思います。
なので肯定派はおかしい、批判派はおかしいと言い合うのは無意味でしょうからお互いにそういうものなのだと認識して棲み分けを図るのがいいのではないかなと思いますし、なろうのアニメやなろうのテンプレが自分は面白いと思うのに批判されるのは何故だろうと言っても視聴者や読者の認識や人間関係や生活環境が違うからであってそういうものなのだと思ったほうが建設的だと思います。




