マンガ村が閉鎖されればマンガの売上が戻るかというとそんなことはないだろう
さて、最近は漫画村というマンガを無料で読めるサイトが問題になっているらしい。
しかも名前に反してマンガだけでなくてラノベや文芸小説も無料で読めるっぽい。
ただ、こういったサイトをつぶせばマンガなどの売上は戻るはずだというのはおそらく間違っている。
そもそもこういった海賊版サイトや漫画喫茶やブックオフ、蔦屋のコミックレンタルを使う層は直接的jには作家にカネを払うつもりがないと言ってもいい。
ついでに言えば漫画喫茶やブックオフ、蔦屋のコミックレンタルさえなければマンガがもっと売上が上がるかというとおそらくそんなことはならないでしょう。
そんなことをしてもマンガに興味のない人が増えるだけだろうから。
そもそも電車の中でスマホを使ってる人はソシャゲをしてるかLINEのやり取りをしてるかのどっちかだ、新聞を読んだり、小説を読んだり、マンガ雑誌を読んだり、モンハンしてる人を以前は結構見かけたはずだが最近ではめっきりみなくなったように思う。
コンシューマーゲームやエロゲの衰退はもはや目を覆うばかりだが旧態依然とした販売のやり方やその値段が時代に合わなくなったのにやり方をかえられなかった結果として当然なのだろう。
例えばエロゲのストーリーが素晴らしくても文庫ラノベなら600円がエロゲなら6000円、普通はどちらを選ぶかと言えばラノベだろう。
そして実用的なエロ絵だけほしいならdlsiteのような1000円くらいの同人エロゲで十分だろう。
エロゲは6000円位で売れるのが当然という古い慣習にあぐらをかきすぎたのだろう。
最もDMMの18禁ブラウザゲームのような存在は生き残ってはいますけど、正直その状況も良くないように思います。
最近はゲームショップの半分ぐらいはカードゲームスペースになっていたりして、中古ゲームショップもどんどんつぶれているが時代の流れというものなのだろう。
とは言えガンプラブームの時にはたくさんあった模型専門店も今では全く見なくなったのを考えるとそういうものなのだろうかとももうけど。
話は戻すがなにせスマホコンテンツは基本無料が溢れているのだ。
無料で漫画が読めなければ他の基本無料コンテンツに移るだけだ。
出版社や書店は既得権益を守るために20年前と同じやり方を変えずにいたらいずれは音楽のレコード会社やCDショップと同じ道をたどるかもしれないよ。
最もレコード会社とCDショップの危機は音楽の危機でないのと同じように出版社や取次、書店の危機は小説文芸マンガの危機ではないかもしれませんけどね。
アマゾンは本を仕入れるとき出版取次会社を介さないで直接印刷工場から自社倉庫に仕入れるようになるそうだから取次が一番やばくなりそうですけど、取次がたちいかなくなったら取次を銀行代わりにしてる出版もただではすまないでしょう。




