実はハリーポッターとなろうファンタジーテンプレの黄金パターンの構成そのものはあまり変わらないかもしれない。
唐突に思いついたのだがハリー・ポッターは4億5000万部と世界で最も売れている部類のローファンタジーだがこの作品の内容は案外なろうテンプレに似ている部分があるように思う。
この上の発行部数の書物は5億部のドン・キホーテを除けば聖書の60億から3880億部(ただし聖書は無料で配布されている数もかなり多いので必ずしも売れてるわけではない)、毛沢東語録の9億から 65億部、毛沢東選集の33億6000万部、コーランの8億部くらいらしいが毛沢東はんぱないですな、ただしここではマンガは除いているけど。
それはともかく、ハリーポッターは当初孤児で引き取ったダーズリー家に虐待されていたが、11歳になった時にホグワーツ魔法魔術学校から入学許可証が届くと両親は交通事故で死んだというのはうそで実は両親は高名な魔法使いでハリーも実はとてつもなくチートに強力な魔術師だったということが明かされるわけです。
それによってホグワーツ魔法魔術学校に入学したハリーは学校の人気者となって、校長先生から贔屓されたり、性能の良い箒を手に入れられたりして、クィディッチで活躍したり寮対抗杯で活躍したり最終的に両親の敵であり世界を破滅させようとするヴォルデモートをたおして世界は救われるわけですね。
もちろんハリーは死んで転生するわけではなく長期休暇にはダーズリー家のもとに戻って憂鬱になったりもするわけですけど、非魔法的世界ではいじめられて、たまに勝手に発動する魔法のせいで気味悪がられていた主人公は魔法世界では英雄になりちやほやされるというのは、最初は馬鹿にされていたなろう主人公が何らかの理由で力を手に入れてちやほやされるのとそこまで違わない気がするのだけど。
もっともハリーは女ばかり周りに集めたりしないし、ザマアのためにダーズリー家を惨殺したりしないし(軽く復讐はしてるけど)、仲間と協力もするし、ちょくちょくピンチになったり、失敗したりするけどね。




