表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
水源の過去エッセイまとめ  作者: 水源
2020年3月

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

393/482

仮に牧畜をやめれば牛が殺されなくなるのだろうか?

 さて、菜食主義の皆さんが言うように牛を殺すのは可愛そうだし、牛乳は人間には合わないから牧畜はやめるべきだということで、人間が一切牛肉を食べず、牛乳をのまず乳製品も飲み食いしなくなれば牛は殺されずに幸せになれるのでしょうか?


 私はそうは思わないのですよね。


 もともと牛は食べるためではなく主に犂を惹かせて田畑を耕して農作業を手伝わせたり、荷物を運ぶ車を引っ張らせるために飼われていた家畜で、その肉が食べられるのは年をとったり怪我などをして働けなくなった時に潰して食べるということがほとんどでした。


 王侯貴族レベルだと食べるためだけに牛を飼うということも行われていたようではありますけどね。


 ですが、トラクターやコンバイン、トラックと言った機械の出現によって、牛は農作業や物資輸送の用途に使われることはあまりなくなりました。


 無論地域によってはそういう用途で飼われている場所も残っていますが。


 で、一般庶民も牛肉を食べるようになったのは、牛がトラクターやトラックなどに労働力の座を奪われた事によります。


 でまあ、現在牛が食べている飼料をすべて人間が食べるようになったとして、飼料を与えない牛は餓死させるつもりですか?


 十分な草がある野原に返すとしてそれでは足りぬと農作物を食べに来る牛にどう対処するつもりですか?


 人間が牛を利用しなくなれば草や穀物をたくさん食べる獣は邪魔な害獣と逆にどんどん殺されるように私は思うのですよね。


 人間が牛の利用をやめれば牛は殺されずに幸せになれるのか、もう少し想像を働かせてみたほうがいいのではないかなと私は思います。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ