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水源の過去エッセイまとめ  作者: 水源
2020年2月

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男が好きなのは貴族のいない力が全てのアメリカファンタジー、女が好きなのはそれ以外の貴族や領主のいる総合力ファンタジーなのじゃないかな

 さて、男性の人気が西洋ファンタジーというかおそらくはコナン・ザ・グレートのようなアメリカンファンタジーに偏るのに対して、女性は西洋ファンジーでもヨーロッパファンタジー以外でも和風・中華風・インド・アラビアなどまんべんなく好きな傾向があるのは、アメリカンTRPG的ファンタジーの根底にはアメリカの高校における80年代くらいまでのジョック対ナードでモテるのはジョックという図式があるからだと思います。


 ジョックというのはいわゆる体育会系に所属している実力者でボクサーとかアメフト選手などが一番わかり易いでしょうが、日本の高校で強豪校のサッカー部や野球部のレギュラーで、ファンタジーで言えば戦士が一番近いでしょう。


 ナードというのは文化系というか非体育会系、極端に言えばオタクでファンタジーでいうなら盗賊や魔法使いやわかりやすいでしょう。


 そしてジョックと仲が良い女子としてはチアリーダーなどのクインビーがいますが、これはイメージ的に僧侶が近いでしょうね。


 要はアメリカファンタジーでは筋力があれば頭が悪くても戦士がもてるというわけです。


 なろうの場合は魔法を使って無双する物も多いですが、バカ魔力での考えなしの魔術師無双は筋肉バカと同じようなものと考えましょう。


 昔の魔法使いの魔法は高価な触媒が必要だとか、スクロールが必要とかでそもそも知識がある魔法であれば自由に使えるというものではなかったです。


 もっともこれは「外見的魅力に優れていること」「運動能力が高いこと」が通用する中学高校などの学校内でだけの人気者と日陰者でしかなく、IT業界の億万長者などが出てくるにつれてそういった構図自体も変わってきているようですし、ジョックやクインビーは米国の映画やテレビドラマなど、特にホラー映画などでは馬鹿な行動をして殺害される事が多かったりしますので、実態が反映されているとも言えないのかもしれませんが。


 あ、なんか勇者やその取り巻きがざまあされるのにも似ていますね。


 それに対して女性が西洋ファンジーでもヨーロッパファンタジー以外でも和風・中華風・インド・アラビアなどまんべんなく好きな傾向があるのは、ヨーロッパファンタジーなどだと王子や貴族のようなもともと権力を持ち、個人的武勇だけでなく権力があって経済方面なども万能に有能な人物でないと主役級になれないことが多いからな気がします。


 現代であれば文武両道な青年実業家とか青年の大企業跡取りとかですかね。


 男性にとって女性からのモテというのは、血筋の良さとかや頭の良さがなくても力さえあれば後からかってに付随してくれるものであってほしいのでしょう。


 それに対して女性が男性に求めるのは生まれついての血筋について良さがあればそれに越したことはなく、さらに個人的武力があればそれに越したことはないが、それよりも権力や経済力やそれに伴う頭の良さがあってなおかつ自分を一番大切にしてくれそうな人であるのが理想なのでしょうね。


 男の理想が中学生高校生レベルで女の理想が社会人的とも言えるかもしれませんが。


 男性が複数の女性をハーレムで囲っていても同時に全員妊娠させることは可能だけど、女性は妊娠する際は誰かの子供を生むか最終的には選択する必要がありそのためには一番自分と子供に有利な条件になる男性を選ぶことになるという理由もあるでしょうけどね。


 男にとってはみんな違ってみんな良い理論は通用するけど、女にとっては父親として一番いい相手以外の男はいらないという理論になるはずなので。

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