香川県のゲーム時間規制条例がなぜ怖いと考えているか
さて、香川県議会は1月20日、子どものネット・ゲーム利用を制限する「ネット・ゲーム依存症対策条例案」について検討会を開き、使用時間の制限対象を「ネット・ゲーム」から「ゲーム」に狭め、2月の定例議会での成立を目指しています。
で、私がこの条例がなんで他にも広がらないかと心配しているかと言えば、香川ネットゲーム規制条例案の11条の「事業活動を行うに当たり、過度に性的、暴力的なものやギャンブル要素が強いものについては、自主的な規制に努める」という条文からですね。
エロ、暴力描写、課金要素を全部持つようなゲームは健全でないのでゲーム会社は自主規制しなさいということなんですが、ネットゲームでそんなのはほぼ無理なので香川県民かどうかを確認した上で、「はい」と答えたらゲームに参加できないようにすることになりそうだそうで。
まあそうなった場合香川でネットゲームができなくなるのかと言うとあくまでも自主規制なので大した効力はないのですが。
それはともかく、過度に性的、暴力的なものやギャンブル要素が強いものという条文をどう解釈するかですが「ネットそのものが規制される場合」ネットで、例えばワンピースやハンターハンターなどの漫画や暴力描写のあるラノベなどの小説を読む場合も当然制限され、映画やアニメの視聴も制限される可能性があったわけです。
何を大げさなと言うかもしれませんが一部のしかし権力を持つ立場の人間はそうすれば”清く清浄な世界にできる”と本気で考えていそうなのですよ。




