なろうの主流が無双系などなのは別に現実逃避として小説の中では現実と真逆の状況を作り出したいからじゃないと思うよ
さて、3月にぎっくり腰になって、糖尿病関係の血液検査の数値がまじでやばいからと始めた筋トレですが、半年ほどして目に見えた成果が出てきました。
最初は2キロが限度だったダンベルカールは6キロまで10回を3セット上がるようになり、最初は30キロが限界だったベンチプレスがも60キロまでは10回を3セット上がるようになりました。
シーテッドレッグプレスは80キロ、レッグカールやレッグエクステンション、アブドミナルは40キロで、10回を3セットできるようになって、腿の大腿四頭筋はかなりはっきり分かるようになりつつあります。
お腹はぽっこりしたままですけどねw
しかしショルダープレスはまだ20キロを10回を3セットが限度なのでもうちょっと上がるようになってほしいのですが、腕とか肩、胸より足や腹筋のほうが筋トレは効果が出やすいのかかもしれません。
とまあ何やかやで半年続いてることもあり筋トレの成果が見えるようになってきたわけですが、筋トレで明確な成果が出るのは約3ヶ月、周りから明確に気が付かれるくらいとなると一年ほど必要なため2ヶ月位で挫折する人が多いようですけどもったいないですね。
ぶっちゃけ筋トレして筋肉をつける事なんて、小説を書いてそれを読んでもらうよりずっと楽なんだと思うのですが。
ま、時間に余裕がないと継続はむずかしくは思えるけど筋トレにかける時間は30もやれば十分ですし最低週1回やればそれなりに維持成長はできます。
で、話は変わるのですけどもなろうの無双系は特に大した努力もしないで唐突に強力な力を得て好き放題できるのは、作者ないし読者の過ごす現実があまりに辛いから、現実逃避として小説の中では現実と真逆の状況を作り出したいからというレッテル貼りがあるんですけど多分それ違うと思うんですよね。
なろう小説はゲームを自分でプレイするのではなく、ゲーム実況を楽しむのに近いとおもいます。
最近はすっかり姿を消しましたが3年ほど前は”ステータスオープン”と唱えるとゲーム的なステータスが表示されるのはかなりデフォでしたし、なろうのファンタジーは明らかにコンピュータRPGなどの影響が強いと思うのですね。
そして自分で筋トレしたりゲームをプレイするわけではないので、小説の中のキャラクターの強さの成長というのは読者には実感しづらいというか実感できないものだと思います。
たとえばドラクエやモンハンを自分でプレイするならいきなりチートツールで最強装備+無敵にしてラスボスと戦うとかはおそらくゲームをすごくつまらないものにすると思うのですが、実況動画やプレイ動画を見るのであれば延々と雑魚と戦って金や素材、経験値を集めてちょっとずつ強くなる場面を見ていたら、そのうちにだれてくるので最強装備でのラスボス戦など面白い部分だけ見たくなるものでしょう。
パソコンで動作する格闘ゲームのエミュレータであるMUGENで、キャラクター性能は紙・並・強・凶・狂・神・論外の順番で強くなっていきますが、神や論外キャラは防御が強すぎてかえって地味というかお互いダメージが全く入らない状態になるのでバトルが派手になる狂キャラクラスが一番人気だったりしますしね。
特にWEB小説は一度の更新の文字数はさほど多くないので、読むために必要な時間も長くない代わりに実況動画とは比べ物にならないほどの数がアップされますから、地味なものよりも派手で一番読んで面白そうなものが読まれやすいだけだと思うんですよね。
ああ、でも元祖ガンダムのアムロやZガンダムのカミーユなんかとWガンダムのヒイロやガンダムSEEDのキラなんかを比べてみれば、地味な成長よりも最初から最強のほうがいいというふうには社会全体がなってるのかもしれないという気もしますけど。
実のところTRPGプレイヤー的には低レベルでゴブリンと戦うのに苦労して勝つのも、高レベルでドラゴンなんかと戦って苦労して勝つのも、戦闘に勝利できる確率自体はGMがデータなどを調整するのでたいして変わらないとは思うのですが、コンシューマRPGだとそのあたりのバランス取りがうまくない場合もありますけどね。
あとざまあ系に関して言えば70年代のほうが時代劇が人気だったり80年代の銀河英雄伝説が無能な門閥貴族を徹底的に叩きのめして溜飲を下げたりしてるので、これも特に現実が絶望的だからせめてフィクションではスカッとしたいというわけでもないと思います。
とは言え、娯楽ですからスカッとする要素は大事だと思いますが。




