なろう的中世ヨーロッパの非常識な常識を植え付けた最初の元凶はドラクエだと思う
さて、ドラゴンクエストは親しみやすいモンスターのイラストで遊ぶ子供へのモンスターへの嫌悪感を減らしたり、モンスターに殺されても所持金は半分には成るけど、強さなどはそのままで教会で復活させてもらえることでそれまでの経験値が無駄にならないというシステムによって、日本の子供に西洋的ファンタジーを馴染みやすくさせたという意味では一番の功労者だとは思います。
ただそれが故に本来であれば非常識なファンタジーにおける常識を作り出してしまった戦犯でも有ると思います。
レベルが上がれば最初に戦っているモンスターに殺されることはほぼ無いくらい丈夫になる、レベルが低い主人公がいきなり王様に話しかけることができる、他人の家の宝箱や壺を開けて中身を持っていくとか、死がものすごく軽くなるとかですね。
まあその割には死んだ敵キャラとかイベントキャラは生き返らないのですが。
特に王様に話しかけることができるというのは、なろう主人公が王族などの偉い人と話している時も敬語などを使わないでいる理由に一つになってるんじゃないかなという気がします。
現実世界で偉い人に対して敬語を使うのがフィクションでも適用されるのが嫌だから、意図的にため口だったりお願いさせてるのかもしれませんけどね。
そう言えばエヴァンゲリオンは原作の大人たちがあんまりにも自分勝手すぎるので二次創作では彼らに対してざまあする”原作と正反対な主人公に優しい世界”な作品も多かったけど、そっちの影響もあるかもね。




