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水源の過去エッセイまとめ  作者: 水源
2019年10月

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花業界は今現在かなりやばいらしい、日本経済の低迷の根本的解決には日本の緊縮病感染者は政治や行政から退場してもらうべきだろう

  さて台風でキャンセル、でもキャンセル料貰えない、売れる気しない、花屋やばいというツイッターの投稿があり、水やらパンやらの買い出しでごった返しているス-パーやコンビニ、ホームセンターに比べて花屋は今現在かなりやばいようです。


  まあ花は基本的には食べられるものではないですし、風俗のように本能的な欲求につながるものでもないですから消費としての優先度は低いですしね。


 もともと日本では70年代くらいまでは仏壇や墓前へ仏花としてお供えするためのものか、花嫁修業としていけばななどのお稽古でたしなむものというもので売上は2000億円程度だったのです。


 ですが、80年代にクリスマスや誕生日などの贈り物としてのバラなどの花束や新興住宅地で花瓶に花を飾ったり、庭で観葉植物を育てることが一般化して、バブル期には一兆円産業であった時期があったのです。


 しかし、その後はマンションがメインに成るなど住宅環境の変化もあり、床の間がなくなった結果いけばなは嫁入りに必須のものではなくなり、仏間がなくなって仏壇へ仏花を供える機会もなくなり、贈り物としての花束は実用品ではないため、捨てるのが面倒とまで言われ邪魔者扱いされるようになり現在は2500億円市場となって最盛期の四分の一にまで減少してしまったようです。


 そんな状態なので花屋も花農家もかなり厳しいのが実状で廃業する人が跡を絶たず、仏花やちょっとした観葉植物だとなどはスーパーが扱い始めたためそちらで買うことも増えてますね。


  まあ、バブルが弾けて大変衰退しているのは宝飾業界や和服業界などもそうですけど、宝石や和服は傷まないのに対して花、特に切り花は売れなければ傷んで捨てられるのみなので花屋のほうがやはり厳しいのでしょう。


 郵便局なども今では電子メールやラインで事が済むので年末には駅の中で売るなど年賀ハガキを売り込むのに必死な様子ですが、年賀状を書かない人はドンドン増えているでしょうね。


 デフレのときには経済のときには消費増税なんぞ行うべきではなくて、むしろ消費を増やすために減税しなければ、経済全体がどんどん縮小してしまい、結局社会保障の充実など達成できなくのは当然なのですが。


 そしてインフレになったら結果的に債務は目減りし、デフレでは債務が増えるのですからデフレが続くのは害しかないのですけど。


 ちなみに江戸幕府の徳川吉宗は世間一般には名君扱いされているが、実際には徳川吉宗が行った享保の改革は全体で見れば大失敗で年貢率の向上つまりは大増税をした上で、贅沢禁止の倹約令を民間にも通達した緊縮政策により幕府の財政は潤ったものの、その結果として景気は落ち込む一方だったんですけどね。


 もしくは金がほしいからと地元の人間が関所を馬鹿みたいに作って結果として商業を衰退させて自分の首を絞めた室町幕府に近いと言うべきか。


  室町幕府や江戸時代の改革と同じ失敗を今でも繰り返す日本政府の財務省の役人はテスト的な面で言えば頭はいいんでしょうけど実際はバカなのでしょう。


 

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