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水源の過去エッセイまとめ  作者: 水源
2019年9月

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280/518

2018年もラノベは刊行点数が増えている割に売上はドンドン下がってるみたいですね

 さて、以前に”この先ラノベというか出版業界はオワコンなのは間違いないけど、ソシャゲよりは衰退は遅いと思う”というエッセイで2017年はラノベの売上が落ちてることを書いたのですが、2018年は引き続き売上が落ちたようです。


 具体的な数字ですと。


 2016年 文庫売上206.0億円 ブック売上133.5億円 合計339.4億円 刊行点数 約1,750点

     電子書籍売り上げ約97億円


タイトル別トップ10


小説 君の名は。推定売上部数1,417,661

この素晴らしい世界に祝福を!推定売上部数1,174,562

ソードアート・オンライン推定売上部数1,020,673

Re:ゼロから始める異世界生活推定売上部数1,007,381

オーバーロード推定売上部数711,154

魔法科高校の劣等生推定売上部数602,256

ノーゲーム・ノーライフ推定売上部数562,187

<物語>シリーズ推定売上部数450,791

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか推定売上部数449,192

告白予行練習推定売上部数435,482


 2017年 文庫売上175.6億円 ブック売上119.9億円 合計295.5億円 刊行点数 約1,800点

     電子書籍売り上げ約115億円


タイトル別トップ10

ソードアート・オンライン推定売上部数1,173,096

この素晴らしい世界に祝福を!推定売上部数960,418

Re:ゼロから始める異世界生活推定売上部数925,671

魔法科高校の劣等生推定売上部数809,636

ようこそ実力至上主義の教室へ推定売上部数564,642

小説 君の名は。推定売上部数501,026

エロマンガ先生推定売上部数489,916

ロクでなし魔術講師と禁忌教典推定売上部数443,995

オーバーロード推定売上部数426,706

幼女戦記推定売上部数417,897


 2018年 文庫売上156.2億円 ブック売上124.1億円 合計280.3億円 刊行点数 約1,900点

     電子書籍売り上げ約128億円


タイトル別トップ10

オーバーロード推定売上部数807,693

この素晴らしい世界に祝福を!推定売上部数630,889

魔法科高校の劣等生推定売上部数626,952

Re:ゼロから始める異世界生活推定売上部数619,031

転生したらスライムだった件推定売上部数539,277

りゅうおうのおしごと!推定売上部数478,242

ソードアート・オンライン プログレッシブ推定売上部数426,794

ようこそ実力至上主義の教室へ推定売上部数393,949

ソードアート・オンライン推定売上部数371,626

ノーゲーム・ノーライフ推定売上部数350,960


 と2018年は刊行点数が増えてるのにさらに売上が減っているようなのですね。


 電子書籍はいくらか増えてますが、トップ10タイトルの売り上げも全体的に減っているようです。


 つまるところ一つのタイトルあたりの売れてる冊数が更に減ってるということなのでしょうが、特に文庫のほうが深刻なようです。


 ちなみに漫画の市場規模は2017年は紙と電子を合わせて合計で前年比0.9%減の3377億円、紙のコミックスは前年比14.4%減の1666億円、電子のコミックスは前年比17.2%増の1711億円で電子書籍が紙媒体を抜いたようでしたが、2018年の市場規模は紙と電子を合わせて合計で1.9%増の4414億円、紙のコミックスは1588億円で前年比4.7%減、電子のコミックスは1965億円で前年比14.8%増と更に電子書籍が売上を伸ばしています。


 なろうのコミカライズに関しては


 2016年 作品数118作品 売上部数2,839,257部

 2017年 作品数215作品 売上部数7,275,382部

 2018年 作品数417作品 売上部数15,554,116部


 とコミカライズ作品の売れ行きは順調のようです。


  そしてソシャゲですが2018年年の年末の営業利益は200億円ほどで2015年頃の600億円以上あった頃に比べて営業利益は三分の一ほどになって、2019年はさらにモンストの売上が下がったりなどで、赤字企業が増えていて、どこも苦戦しているようで、ソシャゲやブラウザゲームはもはやオワコンと言ってもいい状態のようです。


 ラノベに関して言えば、コミカライズでなんとか食いつないでいるという感じになってきてるようです。


 今後のなろうからの書籍化作品は、小説そのものよりもコミカライズ原案としての作品として見られていきそうな感じですね。


 80年代にヒットしたゲームブックが90年代には見なくなったように。

 90年代にヒットした仮想戦記が2000年代には見なくなったように。

 2000年代にヒットしたケータイ小説が2010年代には見なくなったように。

 2010年代にヒットしたなろう系異世界物は2020年代に生き残れるのか?


 なろうからの書籍化作品がコミカライズはかなり順調とは言え、どうもタイトルや内容が似通っている感じは否めないので、それも飽きられる可能性は決して低くない気もします。


 とは言えTRPGのようになんだかんだでしぶとく生き残ってるジャンルもあるので、なろう系はそっちになりそうな気もしますけど。

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