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水源の過去エッセイまとめ  作者: 水源
2019年9月

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JASRACにせよNHKにせよ電力会社にせよ年金にせよ世帯数が減って行けばどこも負担を上げていくのだろう

 さてJASRACは、音楽や映像を結婚式や結婚披露宴などブライダル目的で複製する場合の使用料について、包括的に徴収する方法の試験的運用を実施し、1回の式で計15000円とするそうです。


 JASRACが音楽教室から著作権料徴収を開始したときも炎上していましたが、今回もツイターなどで叩かれていますね。


 ただこれ二次創作と同じでJASRACが今まで金をとっていなかった所というのは、見逃していただけなので、「作詞家や作曲家、アーティストから著作権を預かり、それを使ってなるべくたくさんのお金に変えて彼らに還元するための団体」としてはむしろ真面目に仕事をしているだけでもあるんですよね。


 これは着メロや着うたのときにも問題になったわけですが、本来の著作権を持つものをそれをもたない人間が儲けの種にしてるのが問題なわけでして。


 まあ、JASRACの問題は「本来の権利者への分配額や分配方法が不明瞭でJASRACがどんだけ中抜きしてるのかということに対しての管理音楽利用者の大きな不満」という問題点があるわけで、この中抜に額が多すぎるというのが問題なんでしょうけど。


 ですけど、本来的には同人誌の二次創作や音楽を無断で使って利益を上げるということ事態がやっちゃいけないことではあるんですね。


 で、事の是非はともかくとしてJASRACが今まで金をとっていなかった場所から金を取りに来ているのは要するにCDが売れなくなったりして、今まで金をとっていたところから十分金が取れなくなってきて新たな金脈を探しに行かざるをえないのでしょう。


 これは作詞家や作曲家、アーティストのためではなく自分達の組織と給料を守るためにやらざるを得ないのでしょうね。


 入ってくる金が減ったので人や給料減らしますね、とは行かないのがこの手の組織なので。


 そして端的にそういった状況がはっきりしてきているのが年金ですな。


 金を取れる対象の年齢の労働者は減るばかりで、年金を支給しないといけない人間は増えるばかり。


 昔のままの制度ではどうやっても制度が維持できないから支給年齢を上げたり、給付額を減らして対処せざるをえない。


 そして世帯数が減れば収入が減るのはNHKや電気ガス水道、新聞、テレビなども同様ですね。


 地方だと水道に関しては赤字な自治体も多いようで、さらなる過疎化により世帯数が減少すればとりあえず水道料金を大幅値上げしても最終的にはにっちもさっちもいかない状況になりそうで。


 だからどこも料金を上げざるをえないでしょうけど、給料が上がらない状態でそうなれば余計余裕がなくなって消費が冷え込むはずなんですよね。


 せめて消費税から嗜好品でない食料品やトイレットペーパーやおむつなどの日用品や育児用品を全部はずして、そのあたりの心配をしないでも済むようにするとかすればいいと思うんですが、まずやらないでしょう。


 それはともかくバブル崩壊後に銀行や証券会社、商社などを大規模に再編成したように低視聴率にあえいでいるテレビや発行部数が激減している新聞はもういくつか統合したほうがいいんじゃないですかね。


 逆に音楽の著作権に関しては新しく出来たNexToneに頑張ってもらうべきかもしれません。

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