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水源の過去エッセイまとめ  作者: 水源
2019年5月

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222/482

専守防衛とは、”相手から武力攻撃を受けたときにはじめて防衛力を行使する”ことだがこの考え方は古いのではないだろうか

 さて、防衛省の基本政策は以下のような感じです。


 出典:防衛省ホームページ


「戦略」、「大綱」を受けて、わが国は、憲法のもと、専守防衛に徹し、他国に脅威を与えるような軍事大国とならないとの基本理念に従い、日米安保体制を堅持するとともに、文民統制を確保し、非核三原則を守りつつ、実効性の高い統合的な防衛力を効率的に整備していきます。


(1)専守防衛


 専守防衛とは、相手から武力攻撃を受けたときにはじめて防衛力を行使し、その態様も自衛のための必要最小限にとどめ、また、保持する防衛力も自衛のための必要最小限のものに限るなど、憲法の精神にのっとった受動的な防衛戦略の姿勢をいいます。


 以上引用終わり


 とあるのですが、太平洋戦争当時と違い、巡航ミサイルなどの長距離誘導ミサイルによる攻撃のように先制されたらそれを防ぐのがかなり難しい攻撃方法の発展や、3Dプリンターで安価に大量生産でき、それなりの大きさの船に大量に搭載して運ぶことが容易で、迎撃が難しい様々なドローンを使った、極めて正確な自爆攻撃や波状攻撃を防ぐのは現状の憲法では困難であると思いますし、ドローンに関して言えば中国が世界のトップを走っていると言って良い状況ですが、中東諸国などでの実戦データのフィードバックによりその性能は向上しつづけているようです。


 ドローンなんて別に怖くないだろと思うかもしれませんがそうでもないのです。


 ドローンは小さいため高度80mを超えれば裸眼では直下でもその音は聞こえないしまるで見えない。


 しかも高度が低いのでレーダーに映らない。


 小さい上に燃料タンクなどがないため対空機関銃や機関砲でも簡単に撃墜できない、ミサイルだと費用対効果が悪すぎる、さらに撃墜されても巻き込んでの自爆が可能。


 ドローンは装甲車や戦車であっても破壊が可能。


 電子戦だと民生品でも周囲のwifiが全て止まり支障をきたすし、軍用なら周波数特定すらかなり困難。


 とかなり厄介な代物なのです。


 ちなみにラジコンとドローンは根本的に違い、ラジコンはあくまでも人間が操作する機械だけど、ドローンはスマホから発達した基本は自動制御で動くAI制御の機械であり、あくまでも細かい操作が必要なときだけ人間はそれを補助するだけ。


 日本の大企業がロクなドローンを作れず、ドローン産業で中国に大幅に後れを取っているのも日本のスマホの技術やAI技術がすでに世界に通じなくなってるからなようですが。


 もはや歩兵が大型の輸送艦搭載の強襲揚陸艇で乗り込んできて、水際での機銃などを使った防衛が可能だった時代とは違いますので、やはり憲法の改正や専守防衛の概念の変更を行って、ミサイル攻撃やドローン攻撃に対しての対処ができるように早急に改革していくことが必要だと思います。


 ドローンの攻撃力は馬鹿にできず、しかも数を揃えることも容易なので、迎撃用戦闘機が発進する前に格納庫ごとドローンの攻撃で全滅させられているなんて可能性も無きにしもあらずなのですからね。


 大事なのは国民の生命や財産を守るために自衛隊は存在するということであるはずなので。


 追記


 ドローンを用いた戦術は実際にメリカの正規軍が利用していますのでテロぐらいにしか使えないというのは少し過小評価し過ぎかと。


 まあ自分は安全な場所から一方的に的に人間を殺すのは精神への負担がでかいのと、空軍パイロットにとっては空を飛ばない穴モグラと侮蔑されるのは絶えられないのでやめてしまう人が多いようではありますが。


 あと、車の自動運転が普及したら荷台に火薬満載のトラックがAIの自動運転で基地に突っ込んでくるということもありえます。


 航続距離云々を言えば艦載機や航空母艦は太平洋戦争までは対して役に立たないものと思われていました。


 当時は艦載機じゃ、戦艦に太刀打ちできないと思われていたのですが、結果として太平洋戦争以降は戦艦は無用の長物となっていますね。

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