なんだかんだでなろうが今でも活況なのは対戦格闘ゲームと違って初心者歓迎、下手っぴ歓迎だから
さてチョット前のエッセイで”コンシューマーゲームの衰退は格闘ゲームの初心者お断わりと狩りゲーなどの下手っぴお断り”と書きました。
これは逆に考えるとなろうが今でもWEB小説投稿サイトとして一番でいられる理由でもあると思います。
以前に”なろうが今でもWEB投稿小説サイトで一番に見える理由を考えていきますか”でも書いたとおり さて、まず2000年代ではナンバーワンだったarcadiaが見る影もなく衰退して、現状なろうやハーメルンがその位置に収まったのは、結局のところ批判対策・荒らし対策の運営の考え違いによるものでしょう。
基本的に荒らしの感想を書いたら垢バンされるハーメルンほどではなくとも、なろうは感想を作者が削除する権利がありますからね。
トップページの作者の方へのなかに
■文章が苦手な人が書いた作品(最低限理解可能であれば上手・下手は問いません)
という文章もなろうにはあります。
無論、下手だとそもそも読まれないのではないかといっても、当人は下手だと思ってるけどじつはとっても上手という例もあるかもしれませんし、最初は下手でも書いていく内に上手になっていくという例もあるでしょう。
だからこそ初心者お断わりと下手っぴお断りにしてはだめなのです。
とりあえず上手なやつだけいればいい?
いえいえ、経団連が終身雇用の維持は不可能とかぬかしてますが、最近のプロ野球で金満球団の巨人や阪神が貧乏球団の広島に勝てないのはチームの生え抜き選手を育ててこなかったから、巨人や阪神には選手の団結力や球団への愛がないからだと思いますよ。
チームへの愛がある選手をちゃんと育てるのとある程度活躍したらFAですぐ移籍しようと思う選手のどちらが長い目で見て良い成績を残すだろうか。
それを考えれば経団連は日本の経済はもう成長させませんと言ってるようなものだと思いますけどね。
そしてなろうが今でも強い理由ですがやはりランキングがわかりやすいことに加えて日間ランキングが一日三回毎日変わることでいつもでも同じ位置に作品が残ってる可能性が少ないというのは大きいかと。
ランキングに載ってもすぐ落ちるというのはたしかに作者にとっては悲しいですが、読者にとっては人気のある作品と思われるものが毎回違う物が載ったほうが新しい作品を見つけやすく結果として作者がランキングに載る機会自体も増えるわけです。
ハーメルンもなろうと同じような感じですが逆にチョット細かすぎるかなと私は感じます。
書籍化実績やそのフォローでいえばカクヨムはなろうに負けてないと思いますが、やはりトップがごちゃごちゃして見づらいままで週間ランキングからしかないから基本的にはあまり掲載されてる作品は変わりません。
一度掲載された作品は伸び続ける可能性は高くなりますがそうでない作品が埋もれる可能性は更に高くなるわけです。
マグネットはなんかカクヨムっぽいサイト構成になって以前から分かりづらかった人気作がどれなのかが余計分かりづらくなった気がします。
後、マグネットはタイトルや副題の文字数制限が厳しいのですよね。
それが結果としていい方向に働く場合もあるようですが。
何れにせよ新しいWEB小説投稿サイトはまだ出来てきてますが、なろうでも読める作品は、結局はなろうで読む人が多いでしょうし、なろう以外のサイトでしか読めない作品で、なろうの作品よりそれをを見つけ易くするということをしない限りまだまだなろうは一強のままでいそうです。




