一部の人間からSAOのキリトをイキリト、オーバーロードのアインズがイキリ骨太郎などと呼ばれる理由は?
さて、ツイッターや5チャンネルなどで一部の人間からはSAOのキリトはイキリト、オーバーロードのアインズはイキリ骨太郎などと呼ばれていたりします。
一部からこういう呼ばれ方をされる理由というのは日常系マンガや深夜アニメを見る層は必ずしもオタクというわけでなくバリバリ仕事をしているリアル優先の人間もいるからかなと思います。
荻野謙太郎(マンガ編集者)さんのあるツイッターでのつぶやきで
以下引用
おもしろい作品やドラマチックな物語は読者を振り回すため、実は観る側にかなりのエネルギーを要求します。生活に疲れ果てている状態では「おもしろいということそのものが負担になりうる」のです。
コンビニ売りの一部マンガ誌など「学校や仕事に疲れた人が帰りにコンビニに立ち寄って買い、食事中や寝る前の時間を潰すためにだらっと読まれる」ことを想定して作られているものもあります。読者に負担をかけないよう、意図して山も落ちも鬱も意味も削ぎ落とした娯楽というものがこの世にはあるのです
引用終わり
というものがあるのですがこれはいわゆるきらら系の日常マンガや日常系アニメを示していると思います。
そしてスマホというメインは通信機器であるものにソシャゲが付随する事でツムツムなどのソシャゲを仕事をバリバリやる人間でも普通にやるようになったように漫画を読んだりアニメを観たりするという敷居は一般人でもかなり低くなっているのでしょう。
しかしながらそういった人たちにはソシャゲやブラウザゲーム、MMORPGに時間と金をつぎ込んで喜ぶというのはさっぱり意味がわからなく、そんな時間があるなら資格でも手に入れれば社会的評価は上がるんじゃ? 副業すれば収入増えるんじゃ? 女と話したいならキャバクラへ行けば? 抜きたいなら風俗にいけば? という考えなのではないかなと思うのですね。
なのでオーバーロードの鈴木悟がゲームにはまり込んでることもナザリックを必死になって守ろうとしている意味もわからないのでしょうし、ゲームの世界でイキってるなんてかっこ悪いという声も出るのでしょう。
キリトも同じようにゲームの中では活躍するけど現実ではコミュ障というのがゲームではなく頑張れよとリアルでバリバリ働いている人間には思われるのかなと。
最もこれはそういった行動自体はオタクが相手なら反撃もされづらくマウントが取りやすいのでそれをストレスのはけ口にしてるだけでオタク相手にイキってるほうがかっこ悪いんでないという気もしますけど。
某雑誌に掲載された『なろう小説に逃げ込む落伍した若者たち(現実逃避の極み)』というなろう読者を嘲笑したような漫画とかかなりひどいですしね。
もっとも漫画となろう系ラノベは出版の最後の砦のはずなのになろう系読者をあざ笑いながら本が売れないなんていっていたら馬鹿じゃないのかとおもってしまいますけど。
実際のところキャバクラや風俗に行っても全く楽しめず、ゲームをしたりラノベを読んでる方が楽しいのだという人も結構いるはずなのですが、そういった価値観を持っている人間がいるということは彼らにはわからないのではかなとおもいます。
マンガやゲーム、アニメなどがオタクではない人たちにも普通に目に入るようになってもそれにはまり込むというのはわからないのでしょう。
一般的なオタクにはドルオタやバンギャがアイドルやバンドマンを追いかけるのにものすごく時間や金をかけることが理解できないのと同じようなものだと思いますよ。
アイマスのアイドルになら100万つぎ込んでもいいけど現実のアイドルやキャバ嬢にかねつぎ込むなんて馬鹿げてるという人もいれば、現実のアイドルになら100万つぎ込んでもいいけどゲームののアイドルやキャバ嬢にかねつぎ込むなんて馬鹿げてるという人もいれば、キャバ嬢に金ならつぎ込めるけどゲームだろうと現実だろうとアイドルに金を注ぎ込むのは馬鹿らしいと思う人もそれぞれ自分が普通だと思ってるんじゃないですかね。
追記
もっと単純に匿名で反撃されなければ何してもいと考える人間のなかでもこのくらいなら俺でも描けるという勘違いをしてSAOやオーバーロードなどが人気なことに嫉妬してるだけではという意見を感想やメッセージでいただきましたがそっちのほうが多いかもしれませんね。




