物語の面白さには魅力的な登場人物が必要だけどその魅力も読者の欠乏欲求を満たすか好奇心をみたすのが重要なんでしょう
さて”物語などを面白くするには作者と読者の欠乏している欲求を満たしつつ好奇心も持たすというのが重要なのかも”では物語の面白さには登場人物を通じ読者の欠乏や好奇心を満たすということが必要なのだと思うのですよ。 と書いたわけですが、登場人物を通して読者の欠乏や好奇心を満たすということは基本的主要なキャラクターには魅力というものが必要なわけですね。
神話の英雄、スサノオとかペルセウス、ギルガメッシュなどから始まりロードス島戦記のパーン、アルスラーン戦記のアルスラーン、もしくは初代大航海時代のジョアン・フェレロなどのように先祖や父など持っていたものを失い、居場所から追放されてその失ったものを取り戻して言ったり、パートナーを見つけたり、新たな居場所を得たりするというのは最も王道の物語の主人公だといえるのではないかと思います。
それを軽くしたものがカイジや賭けグルイのようなギャンブル漫画、更に軽くすると彼女のいない男子学生が彼女を作るラブコメやなろう系ノーストレスファンタジーになるのでしょう。
女性向けはこの逆になりだれかがたすけに来てくれるのを待ったりするわけで、神話のアマテラスや童話のシンデラレラ、白雪姫、ラプンツェル、ディスニーのアナと雪の女王のエルサやアナなどがそういった系統のお話かなと思います。
これはあくまでも王道の主人公でそれをはずしていくのも好奇心を満たす上で魅力的な人物となるわけですがその手法はいくつかあるようです。
ひとつは”本来は弱いと思われている存在がなぜか強い”。
通常は守られ男性英雄の助けを待つというのが普通の女性ですが、女性なのに強いというのはこれにあたり神話だとギリシャ神話のアタランテ 、歴史的人物であれば巴御前やジャンヌダルク、映画なら風の谷のナウシカのナウシカやクシャナ殿下、ラノベならばスレイヤーズのリナ、漫画ならドクタースランプの”あられちゃん”や最終兵器彼女の”ちせ”、アニメならレイア-ス、セーラームーンやフリキュアの主人公たちや、魔法少女リリカルなのはの”なのは”などがそうだと思います。
特に”なのは完売”と言う言葉を生み出した魔法少女リリカルなのはの人気はかなり高かったのですがこれは一見すると可愛い幼女だけど戦いになるとえらく強くてしかも容赦なく悪魔だの魔王だの冥王だのと呼ばれるという組み合わせのギャップが人気の理由の一つだったのではないかなと思います。
だからストライカーズでほぼ大人になってしまったのが致命的な人気の低下につながったきもします。
まどかマギカという魔法少女物の新しい人気作品がでてきたのもありますけどねけど。
なろうではスライムやコボルトなど弱いと思われているモンスターが主人公で実は強いというのもこれに近い物があると思います。
しかしながら、こういった弱いはずなのに強いが普通に作られるとギャップという意外性が生まれずキャラ性としてかなり弱くなってきているような気もします。
現代だと社会的に強い女性も少なくないですしね。
これと逆のパターンが”普段は目立たない一般人だと思われてるが実は……”と言うパターン。
時代劇の水戸黄門や暴れん坊将軍のような平民を装ってるけど実は権力者と言うパターンとアメコミのヒーローのスーパーマンやバットマン、特撮の仮面ライダーやウルトラマンのように普段は一般人だがいざとなるとタイツを身に着けたり変身してとんでもない力を持つ場合や、漫画の特命係長只野仁やギャラリーフェイク、時代劇の必殺仕事人のような昼と夜の顔が異なり、普段は凡人だが依頼を受けたら非常な処刑人になるなどですね。
ちょっと前にラノベによくあった普段は地味で顔もせいぜい普通といわれてるけど女装すると超美少女になるなんてのもこれでしょう。
実際には地味男子が女装したら美少女になるというのはかなり無理があると思いますけど。
このパターンは基本に正体がバレてしまうと居場所を失うパターンが多いのでそれに伴う苦悩なども魅力の一つでしょう。
居場所を求めて戦う王道キャラとは逆にこういったキャラは居場所にい続けるために変身後の姿や裏の顔を知られたてならないという構造になりますからね
キューティハニーは上記2つの両方を合わせたものになりそうですが、キャラクターが読者が通常思い浮かべるものとは違うずれがあるというのは魅力と言う上で重要なのではないか思います。
ただそれを真似するものが増えていくと落差として意識されなくなっていくのが難しいところです。




