学説だとか常識だとかというのは往々にしてひっくり返るのだけどそれが浸透するのが遅すぎるのはなんとかならないのか
さて、最近ではBMIは標準体型とされる20前後が一番長生きしやすいというのは正しくなく、軽度の肥満に含まれる27前後が一番健康に長生きでき、20以下だとむしろ早死にすると言う研究結果が出てるようです。
BMIの小さい痩せた人は免疫が低く肺炎や結核などの感染症の発病率が高く、BMIの大きな太った人は糖尿病や心臓病などの発病率が高いと言われているのですけど、日本の国立がん研究センターや米国の生命保険会社が数百万人規模の調査を行った結果によると死亡指数が低くなるBMI値は、26から27あたりだそうです。
むしろ日本人は痩せすぎだそうですね。
とはいえこういった新事実というのはなかなか広まらないものです、いままでそれで推し進めてきた医者などは簡単に自説を変えられないからでしょう。
糖尿病治療などもかなり古いやり方のままのようですし。
歴史的にも北条早雲は未だに名前も知られていない浪人から成り上がったと思ってる人が多そうですけども、10年も前に室町幕府政所の伊勢氏と言う名門の生まれであるということはわかっていたはずなのです。
ようやく北条早雲が名門の生まれだということは広まってきましたけど四公六民という石高制の税率で民衆の心をつかんだという話はまだまだ広まったままですね。
彼のやっていた時代は貫高制なので四公六民というのはないのです。
縄文時代にはまだ米は栽培されておらず米の栽培は弥生時代に始まったというのも現在では否定されていて、陸稲や雑穀であれば縄文中期から焼畑農業的に栽培されていたのももはや事実として認定されているのですが、未だに縄文時代は石斧や石の槍で狩猟や漁労をしていたと思ってる人も多いようです。
ですが、春は山菜野草、秋はクリやドングリなどの木の実やきのこなどもかなり食べていたようですし、服も麻を編んだものを夏場は着ていたようで、縄文時代の文化というのは予想以上に進んでいたはずなのです。
そして彼等は宗教的なリーダを大切にしておりそれは弥生時代に続いていたはずなのですね。
自分たちが今まで常識としていたものが、事実ではなかったと言うことをその分野で権威を持ってる人が否定したい気持ちはわかるけど、すでに否定されているものをいつまでも常識としておくのはむしろ日本という国を遅れた国にしていくばかりだと思うんですよ。
こういう本当の事実に対しての権威層の隠蔽体質も日本が20年30年成長できてない理由の一つだと思うのですが。




