小説は供給が需要に比べて多いので読んでもらうのは大変だけど、結局は作者が書きたい物を書ける内容でなおかつ読者の読みたいという感情を刺激する作品を書くしかないんだろうね
さて、無料のWEB小説は、おそらく”読みたい人”の数やそれを読むことかけられる時間に対して”書く人”がおそらく多すぎるのですね。
これはWEB漫画やイラスト、ニコニコなどへの動画の投稿やアニメや映画、ゲームなどの製作と比較すればという話なのですが。
こういった娯楽養素の中でも、特に小説は読むのに時間がかかるため、一人の読者が読める作品数が少なくなってしまうのだと思うのです。
例えばイラストを書くのにかかる時間に比べそれを見るのは一瞬で終わってしまいますから、ピクシブなどでイラストを見て楽しむ人はたくさんのイラストを見て回ることができます。
しかし、小説は読むのに結構時間がかかります。
私はコミックスならば一冊30分で読み終わるところがラノベだと一冊2時間位かかりますが、それはWEBの作品でも同じくらいでしょう。
なので一定の時間で読める小説の数は自ずと少なくなりますから、それだけ競走は激しくなります。
ですが、小説は漫画やイラスト、ニコニコなどへの動画の投稿やアニメや映画、ゲームゲームの製作に比べて作成のハードルは低いです。
イラストならばある程度以上のデッサン的な技術や画力、表現力が必要でしょうし、漫画は更にコマ割りなども考えないといけませんね。
ニコニコなどへの動画の投稿やアニメや映画、ゲームなどの製作には専用のソフトや知識、機材が必要でしょう。
それに比べればWEB小説はパソコンかスマホと通信環境があればつくって投稿できますからね。
じゃまあそんな厳しい状況で自分の作品を読んでもらいたいなら、まずはテンプレのような多くの読者が読みたいものを書くべきか、自分が書きたいものを書くべきかとなるわけですが、結局の所は自分が書きたいと思い、なおかつそれを自分も面白いと思えるように書けて、なおかつ読者も内容が理解できるつまり読めてなおかつそれによって何らかの刺激を受けるような読みたいと思う内容を書くしかないんだと思います。
基本的には作者が書きたいと思えるものでないと、書いていても面白くないでしょうし、結果的に作者も何が面白いかわからないのにテンプレは読まれるらしいからとなんとなく構成を模倣して書いてもその中身は作者にも読者にも面白くはならないと思うんですよね。
読者が内容を理解できるというのはたとえば吉原の話ですといわゆるありんす言葉が適当だったり、大名が三河訛りでなかったり、尺貫法に説明を入れていたりするのですがこれは読者に読みやすく理解しやすいと思ってわざとやってることです。
異世界だったり過去だったりするのに現実と同じなのはおかしいという批判もあるのですけど、読者が理解しやすくて普通に読めるというのは重要だと思います。
そして作者がその物語を通して何を読者に伝えたいか、それに対して読者は感動や共感を得られるのか。
要するに作者にも作中のキャラクターに感情移入できるかというのは大事なんだと思います。




