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水源の過去エッセイまとめ  作者: 水源
2018年11月

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一般的なマーケティング手法というのはなろうで読者に読んでもらうには結構役に立つと思う。

 さて、最近は不景気でキャバクラやガールズバーが結構潰れてるのか、その跡にレンタルルームがどんどんできてきて過当競争になってます。


 私は風俗店に営業電話をかけて客を増やせと言われてひーこらしていたりしますけど、本来はこういうのって下っ端が全部考えてやるようなことでもないんですけどね。


 それはともかくマーケティング手法というのをみてみるとなかなか面白いものです。


 まずは”ペルソナ設定”と呼ばれる行動から始めるのですが、それは要するに商品やサービスを売りたい顧客になるであろうターゲットに対して細かい設定のある架空のモデルを構築してそのペルソナの場合どういった行動を取るかを考察するための存在ですね。


 ・ターゲットユーザー設定としては大別年齢・性別・職業などをまず大雑把に設定


 ・ペルソナ設定は名前・具体的な年齢・性別・職業・居住地・家族構成・ライフスタイルなども細かく決めます。


 たとえば男性用コスメのマーケティングのためにまずはターゲットは20歳前後の男性で大学生などと決めるとして、ペルソナとしては山田太郎、19歳、男性、裕福な家の子供の大学生、それなりに良いところのワンルールマンションに住んでいる、おしゃれ好きと定義するとします。


 その場合のペルソナのライフスタイルから計算して、男性用コスメを最初に置くのはどこがいいかと考えた場合、大学の近くにあるコンビニに置いてもらい、男性コスメの認知度を広めるという方向に帰結したりするわけですね。


 ここであまり思い込みや売り手の願望を入れ込みすぎると失敗したりしますけど。


 なろうでも男性向け・女性向け・学生向け・おっさん向けなどある程度読者ターゲット絞って書くことが多いとは思います。


 老若男女すべてに受けようとすると逆に誰の琴線にもかからない作品になりやすいですからね。


 なんだかんだでなろうではザマアと無双が人気なのもそういったもので爽快感をえたい人が多いからでしょうし。


 後のマーケティングのプロセスは最近はAISAS(アイサス)と呼ばれてるようです。


 最初は注目・注意のAttentionからで商品・サービスなどを顧客候補に気付いてもらうというところから始まります。


 これは人の動線などの行動を知らないと、そもそも知ってもらうということ自体できなかったりしますので、たとえば立地条件とかは大事なわけですね。


 さっきのペルソナの例だと大学近くのコンビニというのが対象ユーザーに対しての露出を増やせる場所としたわけです。


 その商品やサービスをかってもらう客などに対する露出というか目に入る機会の多さが実は商売というかマーケティングには重要だったりします。


 なろうだと新着やランキングと言ったサイト上の露出をどうやって確保するかということになりますね。


 短文毎日更新のほうが長文一ヶ月ごと更新よりも有利なのも新着に乗る回数がそれだけ増えるからでしょう。


 単純に通勤通学の間のちょっとした時間に読むからというのもあるかもしれませんけど。


 まあ、新着だけだとすぐ流れていってしまうのでなんとかランキングにのりたいとその後はなっていくわけですけどね。


 その次がInterestで賞品やサービスに興味・関心を持ってもらうと言う段階です。


 顧客がその商品を購入したりサービスを受けようとする必要があるかの判断をするわけですねですね。


 なろうではジャンルとタイトルとあらすじと第一話、後少しタグが全てというのもそれで読者に興味を持って読んでもらえるかどうかがほぼこれにかかってるからでしょう。


 タイトルというのは店舗前にある看板みたいなものでその店で何を提供してるのかなどがはっきりわかるほうが良いわけなのでしょう。


 仮にめっちゃ美味いラーメンお店だとしても看板が出てないで中身が見えなければなかなか人は店の中へ入っていかないでしょう。


 なろうでも長文タイトルが廃れないのもタイトルなどがどういった内容でどういった読者層向けなのかわからないと読まれづらいのだと思いますし、なので横文字タイトルは避けたほうがいいと思われているのではないかと。


 その次がSearchで検索ですね。


 現在では何かを買ったりサービスを受ける前に検索をして口コミなどで一般的な評価を知るというのが現在では購入などにつながるか大きな要素を締めているようです。


 なろうで言えばブクマ数や評価ポイントや感想やレヴューがこれに当たるでしょうか。


 その次がActionで行動ですね。


 賞品の購入やサービスを受けたりして一度顧客になってくれる状態です。


 なろうなら実際に読んでくれるかということです。


 その次がShereで情報の共有になります。


 食べログなどの口コミサイトやアマゾンレビューなどに書き込むというものですね。


 なろうではブクマをしたり、評価ポイントを付けたり、感想を書き込んだり、レビューをかいたり、エッセイや活動報告などで他のユーザーにすすめてみたりですね。


 これらの順番の頭文字をとってAISASと呼ばれているわけですが、このあとに大事になってくるのは顧客満足と顧客からの信頼でまたリピートをしてもらうことで、飲食とか美容・お水・風俗などでは特に重要ですね。


 なろうでも読んで面白いと満足してもらえるかはその後も読み続けてもらえるかなどの読者数にかかわって来ますね。


 そして最終的にはユーザーにリピーターやファンになってもらうというのも大事なのでしょう。


 リピーターがいないと新規客だけではやはり先細りになりますので。


 風俗ではとりあえずパネマジで実物とはほぼ違うきれいすぎる写真で女の子を指名させて騙してでも客を入れりゃいいみたいなのが蔓延してましたが現状ではそれにより信頼をなくしそのつけが跳ね返ってきてますね。


 とはいえ基本的に小説なんて言うのは作者が書いていて楽しくなるような自分が書きたいものを上手に書け、なおかつ読者の読みたいものかつ、読みやすいものでないといけないので、自分の作品を読む読者層のターゲット選定やペルソナの構築が重要なのかもしれません。


 読者の読みたいもので読めるものというのはたとえば歴史物で戦国時代だと読み方は性と官位が本来だけどそれだと分かりづらすぎるので性名で書いた上で分かりづらい名前はルビをふるとかですね。


 たったそれだけでも結構読者の反応はちがったりするものだと私は思います。

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