結局今後の文芸作家はソシャゲの重課金や、相撲や歌舞伎・舞妓や演歌歌手のタニマチのように少数の金持ちの後援金が支えていくような気がする
さて、現状の出版不況は深刻ですが、おそらく文芸というものの本来の姿に戻りつつあるのでしょう。
本質的には芸術としての文芸を出版社が定額販売制度を用いて運用するということ自体が、高度経済成長という常に需要が拡大するという、本来は歴史的にはかなり特殊な条件での成功であり、現状では様々な要因で需要が停滞どころか大きく減少している状態で、漫画や小説が500部程度しか売れないことも多い現状では、少なくともごく一部の売れっ子以外の作家や漫画家以外はそれだけで食べられる状態ではなくなっています。
そして西洋においては文学、音楽、絵画、彫刻、建築などの芸術家の卵を金銭的に支えたのは王侯貴族たちで、彼らがそういった芸術作品をを愛好し、そのために芸術家に対して後援費用を出して作品を作らせたわけですね。
日本のタニマチも相撲や野球、歌舞伎や舞妓・芸妓・太夫などの芸者・演歌歌手などに対しての個人的な後援者が様々な支援を行います。
映画などではクラウドファンディングで有志から集金して映画を制作することも珍しくなくなってきています。
そして現在では人気のあるゲームクリエイターや漫画家さんはdl.siteなどを使った同人活動で、イラストレーターさんはpixivFANBOXやファンティアなどの投銭機能のある作家支援サービスを活用した方がずっと稼げる状況になっているようです。
dl.siteの販売価格は自由に決められるようですが売れてる作品はかなりの数で売れてますね。
そしてイラストレーターさんはピクシブなどの投銭サービスで結構な金をもらえる人はもらえているようです。
同人関係は二次創作に対する投銭が問題になってきて入るようですけどね。
そういった投銭をしてくれる実質的なパトロンをつかまえられた人は今後も食っていけると言う状況になるのではないかなと思うのですね。
ソシャゲは一部の重課金ユーザーで支えられているところが大きいようですが、同人漫画やゲーム、イラストもそれに近くなりつつあり、いずれは文芸もクラウドファンディングや投銭で作家を直接支える、そうなりそうな気がします。
最も投銭機能が売りのマグネットはまだイマイチユーザーは増えてないようですけどね。




