アニメ”転生したらスライムだった件”の評価がいまいちなのはなろう系アニメが増えたせいで、どのシーンもなんかどっか見たことがある感じに見えるからだろう
アニメ化された”転生したらスライムだった件”ですが、評判はいまいちみたいですね。
今季はラノベ枠でもSAO&禁書に加えてグリッドマンという超強力なアニメが出てきてますから仕方ないのかもしれませんけど。
ツイッターのイラストもグリッドマンのヒロインで埋め尽くされてますし。
で転生したらスライムだった件のアニメの批判としては
・そもそも主人公リムルの声が全くあっていない。
・主人公が元がそれなりに年令を重ねたおっさんの割に行動や思考にそういった年齢の重みを感じない。
・キャラクタの造形がコミックに比べてひどい。
というものもあるようですけど。
・最初から便利スキルを習得し過ぎていて苦戦する養素がない。
・リムルが名付けるだけで弱かった仲間が超強力に進化し、しかも忠誠度も最高。
・周りは主人公様すごい!主人公様流石です!と主人公を持ち上げるだけ。
という結果……あれこれさすおにやオバロとほぼ同じじゃね?
みたいな感じがするからだと思うのですよ。
原作を知らない人は最弱のスライムがどうやって生き延びるのかを楽しみにしていたら、最初から最強とか興ざめという声も多いようですね。
私も第一話をみてみましたけど”また死んでスキルいっぱい身に着けて異世界で無双ですかいな”と思ったのも事実です。
実際には異世界スマホより前にアニメ化していれば、まだ新鮮味もあった気がしますけど、なんかもう、どのシーンもどこかでみたような展開ばかりの使い古し使い回し感がひどいのでしょう。
魔法科高校の劣等生やオーバーロードのガワをスライムに変えただけで、典型的ななろうアニメじゃん、はっきり言えばもう飽きたよ、と言う人も多いのだと思います。
無論こういったイメージは個人差があるので絶賛してる人もいますけどね。
なろうの読者はシーン展開が同じテンプレ作品でもちょっとちがったアイデアが使われていれば、皆別々に評価をするように思いますけど、これは文字を読んでそれを脳内で変換するのと、映像や声や音楽で全部表現されていることの差かもしれません。
文字を読んで脳内変換するよりも、映像を見るというのはイメージがばらつきにくく細かい差異がわかりにくい気がします。
IS インフィニット・ストラトスのあとにたくさんアニメ化された学園バトルハーレム物が結局ISほど知名度を得ないまま消えていったのも、ガワを変えただけで主人公やヒロインがやることは同じで目新しさを感じられなかったからなのではないかと思います。
この調子だと平均値のアニメ化もやばいかもしれませんね。
読者や視聴者に対してのセンス・オブ・ワンダーとかビックリさせる力とかオリジナリティという新たな刺激を感じさせるためには、ガワではなくてシーン構成そのものなどでそれらを発揮することが重要なのかもしれません。




