本や雑誌には集客能力がある?あってもその集客能力はネットのない時代に比べれば大きく低下してると思うよ
ミニストップが昨年エロ本排除に走ったことに対するヤフーニュースで、エロ本や雑誌には集客能力があるといいながら、ネットの発達がエロ本の衰退に拍車を掛けているという自己分析もしてるのは、なんか矛盾っぽい感じがするのですが、ネットがなかった頃と同じだけの集客能力は現在の雑誌にもエロ本にも、もはやないということは間違いないと思います。
雑誌が売れないのはわざわざ金を出して雑誌をかって流行を知ろうとしなくても、いくらでもネットで流行などを調べられるからでしょうし、エロ本が昔ほど売れないのはやはりネットでいくらでも無修正画像や動画が拾えるからでしょう。
最も一部の雑誌は愛読者がまだいるようですし、同人誌や同人ソフトにはまだまだエロのタイトルが多く目に付きますし、エロ漫画が好きな人もいるでしょう。
それらにも確かに一定の集客力は確かにあるのでしょう。
そもそもミニストップの成人雑載排除に関しては千葉市の主導で始まったことで、オリンピックの前に目の付きやすい”日本の恥”と思われるもの、ほかだと浮浪者が横になって寝れないように公園のベンチに手すりをつけさせせたりとか、ホテルヘルスの看板とかを全部表示させないようにさせてる、などもあるのですが、ミニストップが千葉市の要請に応じたのはエロ本の男性客の集客力より、それを外すことで昼間の女性客が入りやすくなるというメリットが大きいと判断したのでもあると思います。
そしてネットの普及によって若い人の間で金を出してまで楽しみを買う価値というものを感じない人間が増えれば当然金のかかるものが売れなくなっていくわけで、物が売れないから更に給料をろくに出さなくなり、給料が減れば更にものを買わなくなるのですが人口減少が凄まじい現状では更に需要は減るでしょう。
文藝春秋の”文庫本くらいは自分で買うという意識を持ってもらわないと”と言うのは逆に言えば基本無料のソシャゲ、ブラウザゲーなどの暇つぶしの手段がある人間にも金を出して買えと言ってるものです。
それでなくても国語の読書感想文を学校境域で無理やり書かされて活字なんて読みたくないという人も増えてると思うんですが、文庫本を金を出してまで買うような価値がないと思ってる人が増えてることに文藝春秋などの出版社が気がついてないとしか思えなかったりします。
予定通り消費税が10%に上がったら更に金のかかる娯楽に金を使わなくなる人は増えるでしょうね。
基本的に本を買うのはソシャゲで遊ぶんだり、キャバクラで遊んだり、風俗で遊んだりするのと本質的には変わらないもので、払ったお金とかかる時間の対価としてそれによりどれだけ楽しい思いができるかなのだと思うのですよ。
風俗では外見が飛び抜けて良くなくても接客がしっかりしていてお客さんを料金分きっちり楽しませると思わせられることのできる女の子はもう一度遊びたいとお客さんが戻ってきます。
しかしいくら可愛くてもお客さんが満足しなければお客さんはお店にすら戻ってこないことも多いです。
特にパネマジつまり写真を可愛く盛りすぎたりすると期待が高いぶん、実際にあったときに裏切られたと思うお客さんは多くて、それをやってる店は売上が大きく落ちているはずなんですよね。
でもマスはお客さんを入れないと売上が確保できないのでやってしまうという悪循環。
新しい客を拾えばいいと言う考えも若い人が風俗で遊ばなくなっていてそろそろやばい感じなんですが。
それと同じようにラノベが何が当たるかよくわからないからと読者や視聴者どう思われるかをちゃんと考えないで、とりあえず表紙に可愛い女の子を出しとけばいいとか、異世界が流行だからまだまだ売れるはずだといって出版する作品数だけ増やしても、読んで楽しめることを期待してかって、でおおんだらつまらなく感じて結果的に裏切られたともう読者が、ソシャゲに走ってラノベに戻ってこないのは当然だと思うのですよ。
出版社は中高生はラノベやマンガは読みたいはずだという根拠のない思い込みは捨てるべきなのでしょう。
金も時間も有限なのですから、ソシャゲに対抗できるように漫画やラノベなどの商品に対してより多くの人間に金と時間を使わせるためにはどうしなければならないのか、そろそろもう一度考えていかないとダメなのでしょう。
それはともかく漫画村の運営者のみ元がほぼ特定されて刑事と民事で訴訟になるそうですが、これ幸いと出版社は多額の賠償請求をするのでしょうね。
海賊版サイトの運営のリスクを明示するには良いと思いますが、それでも海賊版サイトはなくならないのでしょう。
漫画村の広告収入を与えていた企業も一緒に責任を問われればまた変わってくるかもしれませんが。




