中国ではネトゲでチートツールを使うと社会的信用の数値が下がったりするらしい
さて、最近中国では「信用スコア」といったものが浸透しつつあるらしい。
これは例えば日本の携帯電話などでどこかのキャリアを料金を支払わないで他のキャリアに乗り換えようとしても、信用情報によって他のキャリアでも契約ができないとか、自己破産するとクレジット会社のクレジットカードが作れなくなるようなことを、大幅に拡大適用しているようなものだろう。
これを最初に知ったのはツイッターで中国チートツールを使ってオンラインゲームに参加するとズルをしようとすると信用スコアにマイナス評価が下されるためにチートツールを使わなくなったという話から。
中国ではオンラインゲームのアカウントを作成するには身分証明書が必要で、チートツールを使っていることがわかると、信用スコアが減点されるらしい。
その他にも家賃や公共料金、税金や裁判所が科した罰金や訴訟費用の未払いや、口コミサイトに損害を与えるような虚偽を書き込んだり、ホテルやレストランを予約したのに連絡なしで勝手にキャンセルする、違法な営利活動を行う、アイドルの追っかけが空港では言ってはいけない場所に入り込む、病院で暴れて医師や看護師に暴力を奮ったりしても下がるようです。
信用スコアが低いとどうなるかというと、社会信用システムで何を行ったか氏名が公開され、家を借りられなくなる、ローンを組めなくなる、キャッシュカードが作れなくなる、病院で診察を受けられなくなる、鉄道や航空機船舶の利用券の購入ができなくなる、、一定額以上の高級品をネット通販で購入できなくなる、会社やNPOなどの組織を立ち上げられなくなる、特定のデートサイトが利用できなくなる、などがあるらしい。
逆に信用スコアが高いと病院の診察費の前払いを一部与信枠が与えられ、そこから自動的に料金が精算される、マッチングアプリで優先して紹介してもらえる、ローン金利が下がる、ホテルやレンタカーなどでデポジットの支払いが免除される、等があるようです。
うーん、これ一概には悪いと言えないのが怖いところですね。
と言うかむしろ取り入れてほしい部分もあるのが困ったものです。




