第14話 一言物申す
会議が終り、拠点で暫く時間を潰してから、僕達は館に戻った。
僕は眠ろうとしたら、カーミラさんが「添い寝する?」と言ってきたが断り、ティナと一緒に寝室に追い出した。
何か、眠ろうとした時に、何か爆発音が聞こえたような気がしたけど、気のせいだろう。
で、目覚めると、ソフィーが僕を起こしてくれた。
何か、申し訳ない顔で僕に謝ってきた。
いきなり、謝られて、僕は訊ねると「娘がカーミラさんと喧嘩をしてしまいまして、屋敷の一部に損害が」と言ってきた。
まったく、何をしているんだか。
とりあえず、二人には暫くの間、謹慎を命じた。
これでティナも疲れは取れるだろう。
そして、僕は服を着替えて執務室に向かう。
執務机に座ると、僕はまずリッシュモンドを呼ぶように指示した。
少しして。
コンコンとドアがノックされた。
「どうぞ」
そして、ノックした人が部屋に入って来た。
「失礼いたします」
部屋に入るなり、一礼する。
そして、その者は、僕の机の所まで来た。
「おはようございます。リウイ様」
「ああ、おはよう。リッシュモンド」
僕はにこやかに挨拶した。
「こんな朝早くから、わたしを呼ぶような事が起こりましたか?」
「惚けないでくれ。もう、呼んだ理由は、君なら分かっているだろう?」
「はい」
そう言われては、何も言えないじゃないか。
「……どうして、僕に影から護衛をつけるようにしたんだ? そんな事をしなくても、危ないから止めろと言えば良いだけだろう」
「我が君。わたしがどう言っても、貴方は止めましたか?」
むっ。そう言われると返事に困るな。
多分だけど、今度は適当な理由つけてごろつきのチームの事を探っていただろうな。
「貴方様は言っても止まるような方ではありません。ですので、影から見守るのが丁度良いのです」
「分かった。あと一つ聞きたい」
「何なりと」
「バシィレタケーという姓を持った者はここに居る筈だけど」
「はい。土地を管理する部署の長でラエルテという者がおります」
「その者には息子が居るか?」
「はい。おります。申し訳ありませんが、名前までは」
「いや、居る事が分かれば、それでいい」
「分かりました」
「それとこの都市の地図を持って来てくれないか」
「はっ。少々お待ちを」
リッシュモンドは部屋を出て行った。
少しして、手に地図を持ってきた。
「持ってまいりました」
「ありがとう。地図を広げてくれ」
リッシュモンドは机の上に地図を広げた。
そして、昨日の会議で教えてもらった所を見る。
「ふむ。リッシュモンド。ここの事だけど」
「ここですか? ここは雑貨屋でしたが、店の主人が他の地区に店を移すとの事で、今は空き家ですが」
「空き家なのは本当なんだね?」
「はい。間違いありません」
すると、会議の話に若干の誤差があるという事になるな。
偶然ではないな。
だとしたら、何かを狙っている? でも何を?
それから、リッシュモンドと話し合ったが、結局、情報不足で何も分からないという結論となった。
仕方がなく、僕達は仕事に戻った。




