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第77話 一夜明けると、同行者が増えた。

 ボルフォレが開いた宴の席で、エルダー・ダーク・ハイエルフ族は魔国に従属する事を宣言した。

 その宣言を聞いて、宴に集まった者達が全員驚いていた。

 どうやら、ボルフォレは従属しない旨を言っていたのだろう。

 僕と話をしたら、一転して考えを考えたので、何かあったのか分からず困惑しているようだ。

 まぁ、族長であるボルフォレがそう言った以上、部族の意向としては従属になる筈だ。

 で、宴となった。

 それは良いのだけど、何で酒を飲みながらよさこいを踊っているんだ?

 皆、手に鳴子を持って、音楽に合わせて踊るの見て、思わずボルフォレに訊ねた。

『いえ、昔酒に酔ってこの踊りをしたら、部族で流行りまして。以来、宴の席に踊るようになったのです』

 そう言えば、ボルフォレは酔っぱらうと踊りだしたからな。面白かったから、色々な踊りがある事を教えたんだ。

 お蔭で、宴の席では余興にはなったんだけど、次期族長に宴の余興に踊りを教えるとか問題あるよな。

 今更ながら、とんでもない事をしていまった。

 ……まぁ、本人が喜んでいるか良しとしよう。うん、そういう事にしよう。

 そんな楽しい一夜明けた次の日。

 僕達は天人族に和解を承諾された事を告げに行く事にした。

 ボルフォレは里の入り口まで、見送りに来てくれた。

「見送りをしてくれて助かります」

「何の、し、臣従するのですから、これくらいは」

 今、主君と言いそうになったな。

 昨日の宴の席で密かに、僕の事を主君と呼ぶのは禁止と言っておいた。

 ボルフォレの主君が転生したと言っても、多分、誰も信じてくれないだろうと思ったからだ。 

 だから、僕の事はリウイ様と呼ぶように厳命した。

 ボルフォレは残念がっていたが、流石にね。

 偶に昔の呼び方が出るが、そこは何とか誤魔化してくれるだろう。

「で、見送りしてくれるのは、良いのだけど」

 僕は右隣にいる人物を見る。

 背がすらりと高く、結構上背がある。手足は細く長い、それでいて胸と尻が大きい。

 スレンダーなんだけどグラマラスな体型の女性だ。

 無論、肌は青白く耳が尖っている。

「こちらの方は?」

「儂の一人娘で名をルーティと申します」

「ルーティと申します」

 紹介されたルーティは僕達に一礼する。

「従属した証として、一緒に連れて行ってくれませぬか?」

「いやいや、もうお供は間にあっているので」

「既に三人居るのですから、一人増えた所で、大して変わらないと思います」

「いや、変わるから」

 主に空気が。

 今も、ほら。

「「…………」」

 アマルティア達が僕を冷たい目で僕を見ている。

「何でしたら、妾にしても構いませんので」

 やめてっ。そんな事を言うと、余計に空気がっ。

「お、お気持ちだけで、十分ですので」

「はっはは、これぐらいせねば、我部族の沽券に係わりますからな」

 その後も断ったのだが、ボルフォレに押し切られた。

「では、後日。こちらからも使者を送り、和解の儀を行うと言付けを頼みます」

「了解した」

「ルーよ。リウイ殿の役に立つのだぞ」

「はい。父上」

 親子の会話が終ると、僕達はボルフォレ達に見送られながら、天人族の城へと向かう。 

 これで、天人族に和解の話を伝えたら、天人族は従属すると言っていたけど、まぁ、反故にされる事も考えておいた方が良いな。

 それも考慮してと、残るは巨人、昆虫人、デュラハンそして、アイゼンブルートの四つ。

 一応、天人族を加えて五つだな。ようやく半分か。

 そう言えば、アーヌル達はどうなったかな?

 僕達が吸血鬼族の都を出る時に、自分達の部族に行き魔国に従属してくれるように説得してくるとか言っていたけど、大丈夫だろうか?

 まぁ、殺される事はないだろう。

 さてと、早く天人族の部族の所に行くとするか。

 



















 

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