表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/494

第六十六話 いざ、シーレント王国へ

新章突入!(^ー^)ノ

これからもエターナル・ログをよろしくお願いしますm(_ _)m

 「じゃぁ、シーレント王国へ行くか!」


 「「「はい!!!」」」


 女性三人が元気に返事をする。

 何故三人かというとソニンが加わったからだ。

 あの後、ソニンはウィルハートについて行きたいと言い出し、ゴルゾーラ教を調べるならバラバラで行動するより一緒に行動した方が危険が少ないだろうとロイのお父さんが提案した。

 もちろんウィルハートは反対したけど、ロイのお父さんは和睦条件を俺たちと同行する事にしたようだ。

 イストニア帝国の新皇帝レドニンもこれを了承。

 レドニンからすればあの魔人に関わるかもしれないと思うと兄と姉だけで行かせるのは不安だったのだろう。

 俺はロイのお父さんとレドニンが話しているのが一部聞こえた。


 「兄と姉は言い出したら聞かないですし……」

 「おまえも若いのに苦労してるな。俺だってみんな言い出したら聞かなくてー……」


 ……レドニン、おまえは何歳なんだ?

 そして、ロイのお父さんも子供にグチるって……。

 まぁ二人とも一国の長として通じるものがあるのだろうと納得しておく事にした。


 あとで、ロイに聞いた話だと俺たちと一緒に行動する事でイストニア帝国との関係性を維持にする目的もあったのだろうとの事だ。

 まぁそんなこんなでウィルハートもここにいる。


 「なぜ、俺が貴様の指図を受けないといけないんだ」


 ウィルハートは俺に不満を口にする。


 「ウィルハート、おまえが一番弱いんだからおとなしく聞いとけよ」


 ロイは悪い顔をしながら言った。

 始まったな。

 ロイは本当にからかうのが好きだ。


 「貴様!! ……なんならここで戦うか!? それに気安く名前を呼ぶでない!!!」

 「嫌だな。これからシーレント王国に行くのにそんな時間はない。じゃぁこれからウィルと呼ぶとしよう。俺の事はロイと呼んでくれ。それに言っておくとハルは俺よりかなり(・・・)強いぞ? なぁハル?」


 うわ!!

 ロイの奴、俺にふってきやがった!!

 あいつまた悪い顔してやがる。


 「ほぅ〜。貴様はそんなに強いのか? ならー……」

 「はいはい!!いい加減行くぞ!ウィルもこれから先長いんだからいちいち突っかかってないで前を見てみろ!」


 俺はそう言って前方を指差す。


 「ソニンちゃんって可愛いねぇ〜!私末っ子だから妹ができたみたい!」

 「ホントホント!私もセフィリアお姉様がいるけど妹はいなかったしね!」

 「あ、ありがとうございます」


 ソニンは魔人をも圧倒する俺たちが全然歯が向かなかったからか、アリィの恐さを理解しているのか、二人に対して敬語だ。

 なぜか、俺に対してだけは敬語ではない。


 「ん? 何か今変な事考えた人いなかった?」


 アリィはキョロキョロ周りを見渡す。

 ヤバイヤバイ!

 無心無心……。


 「まぁあそこまでとは言わないけど、これから先長いんだからそこそこ仲良くしないとダメだろ? 俺はハル=アイディール、よろしくなウィル!」

 「ふん、そこまで言うなら仕方ない……ハル、……ロイ、俺の手を煩わせるなよ?」

 「おまえこそな?」

 「何を!! 貴様!!!」


 また、ロイのからかいが始まった。

 はぁ〜……俺たちこんなんで大丈夫何だろうか?

 前途多難だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ