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第五十五話 対イストニア帝国 その3

みなさん、いつもエターナル・ログ読んで頂きありがとうございます!

最近みなさんからのご指摘等で自分でも感じる事がありますので試行錯誤しながらやっていきたいと思っています!

今日はご指摘頂いた中で『あらすじから物語の作風が想像できない』という意見を頂きましたので自分なりに考えた結果、あらすじを一部変更させて頂きました!

あらすじについて感じる事があれば教えて頂けてたらと思います!

では、これからもよろしくお願いしますm(_ _)m

 俺はとりあえず相手の出かたを伺う。


 「!?」


 俺は驚いた。

 というのも、無詠唱で魔法を使ってきたからだ。

 俺は咄嗟に横に飛び、魔法をかわしたけど、無詠唱はこの時代では俺が使うまでなかったし俺が教えて無詠唱を取得したのはロイとシャーリーとアリィのみだ。

 いったいなぜ……。


 「あ〜残念。今ので切り刻まれてれば良かったのに」


 今のは風魔法の『風の刃(ウインド・カッター)』だし、イメージ自体は難しくないけど、一体誰が無詠唱を……。

 何か変だ。

 俺は嫌な予感がしてロイの方を向く。

 すると、そちらでも驚愕の光景を目にする。


 「ふふっ、その程度か?」


 ウィルハートが魔力操作をして、ロイと斬り合っている。

 しかも、属性的な加護の関係でウィルハートの方がスピードが上回っている感じだ。

 ロイはまだ本気を出していないにしろ、予想外の展開に驚いている様子だった。


 「……君はどこでそれを習ったんだい?」

 「ふふっ、私に勝ったら……教えてあげる!」


 そう言ってまた無詠唱で魔法を放ってきた。

 俺はそれを土魔法で壁を形成し防ぎ、お返しにソニン同じ魔法を無詠唱で返した。


 「えっ!?」


 ソニンは驚いた声をあげ、魔法を避ける。

 それは俺が無詠唱を使ったからか、複数の属性魔法を使ったからかは分からない。

 俺は、一気に勝負を決めるべく、重力魔法と行動阻害の魔法を放つ。

 今まで見た事もない魔法なだけに対応出来なかったのだろう。


 「くっ、何が……」


 魔法により、行動を抑えた俺はロイの方を向く。

 ロイはスピードでは負けているものの、ウィルハートの斬撃に慣れてきたのだろう。

 ルイーズさん仕込みの剣術で、斬撃を受け流しカウンターを入れ、徐々に形成が逆転してきていた。


 「くっ、くそ!」


 ウィルハートが放った一撃をロイは受け流し、カウンターで剣を弾く。


 「勝負あったな」


 ロイは剣先をウィルハートに突き付けている。

 少し離れたところにいる皇帝の方を向くと、皇帝は驚愕の顔してこちらを見ている。

 ダビドと呼ばれる男は少し驚いた顔をしてはいたけど、冷静にこちらを見ている。


 「……あなた方は一体何者ですか?」


 ダビドと呼ばれる者が口を開いた。

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