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第四百六十七話 諦めない心

 俺は漆黒のオーラが収縮していくのを見つめる。

 くそ……ここまでか……みんなゴメン。


「ーーっ!?」

 

 その時、俺を温かい光が包む。


「ハル……君……」


 振り返るとシャーリーが俺に手を向け、魔法を放っている。

 これは……治癒魔法……?


「最後まで……諦め……ないで……」


 シャーリーはそう言いながら微笑んで気を失った。


「シャーリーっ!?」


 俺はシャーリーに駆け寄ろうとしてやめた。

 シャーリーは「諦めないで」と言った。

 シャーリーは俺がアポフィスに勝つ事を望んでいる。


「……」


 そうだ、好きな女の子とした約束は守らないといけない。

 俺はシャーリーを守ると言った。

 そして、この世界を守ると言った。

 なら、俺は最後までやらなければならない。


「シャーリー……みんな……もう少し待っててくれ」


 俺はそう言ってアポフィスに向き直る。


『ホウ、コノ状況デマダ戦ウカ』


「あぁ、俺は最後まで諦めない!!」


『ソウカ……ナラコレデ最後ダ!!』


 アポフィスから漆黒のオーラが放たれる。


「うぉぉおおお!!」


 俺はそれに対して、なんの魔法でもなく、ただ魔力を固まりとして放つ。


「くっ……」


 やはり、地力ではアポフィスの方が上で俺は徐々に押される。


『諦メロ』


「くっ……いやだ」


 俺がそう言うとアポフィスは一段と力を強くする。

 くそ……もたない……。


 その時だった。

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