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第四百六十六話 邪神アポフィス その2
『ホウ、人間ノ分際デ神ニ逆ラウカ』
「神だろうがなんだろうが、止めなければならないものは止める!」
『ソウカ……カカッテコイ!』
「うぉぉおおお!!」
そして、俺とアポフィスの戦いは始まった。
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『モウ終ワリカ?』
「くっ……」
強すぎる……覚醒した俺でも手も足も出ないなんて……。
アポフィスとの戦いはほぼ一方的になった。
俺の攻撃はことごとく漆黒の壁に阻まれ、アポフィスへと届かない。
覚醒した魔力を注ぎ込んでもダメ。
何をやっても通じず、逆にアポフィスから闇魔法をくらい続ける。
これが神……。
『コレデ楽ニシテヤロウ』
アポフィスはそう言うと漆黒のオーラを集め出した。




