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第四百六十話 ゴルゾーラとの戦い その12
そこから俺とシャーリー、クロードの三人でゴルゾーラと互角の戦いを繰り広げる。
クロードがゴルゾーラと斬り合い、シャーリーが水虎で応戦、俺は隙を見て魔法や剣で斬りかかるけど、決定打はお互いに打てないまま時間が過ぎる。
「くっ……忌々しい奴らめ!!」
するとゴルゾーラの漆黒のオーラがさらに膨れ上がる。
「なっ……」
「そんな……」
「……」
漆黒のオーラの中に立つゴルゾーラの顔に鱗のようなものが浮かぶ。
「あれは……」
「このままだと邪神に乗っ取られます!」
シャーリーがゴルゾーラを見て叫ぶ。
きっと、アテンを通じて感じるものがあるんだろう。
ゴルゾーラの奴、そこまで……。
「オまえ達、私ノ邪魔をするナ!!」




