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第四百四十九話 ゴルゾーラとの戦い その1
「「「うぉぉおおお!!!!」」」
ゴルゾーラの言葉がきっかけとなり、俺とロイ、ウィルの三人は飛び出した。
俺達は左右と上から同時に斬りかかる。
「無駄だ!」
しかし、ゴルゾーラが発生させた黒いオーラに阻まれ、剣はゴルゾーラに届かない。
「世界に宿りし光の精霊よ。我、汝の導きによりこの命を捧げる。その誓いの代償に我に力を与えん。聖なる浄化!」
その時、ルルの神聖魔法が放たれ、辺り一帯を覆う。
「これは……」
この神聖魔法自体は何度か見たけど、これだけの範囲は……。
「はぁ……はぁ……これであなたの好きにはさせません」
ルルは肩で息をしながらそう呟いた。




