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第四百三十六話 戦いの合間

「大丈夫かハル?」


 俺とシャーリーが消えて行ったカルザルが残した言葉に衝撃を受けていると、後ろからロイが声をかけてきた。

 その後ろには他のみんなもいる。

 どうやらみんなも無事に戦いを終えたみたいだ。


「あぁ、大丈夫だ」

「そっか。それでシャーリーのそれはどうしたんだ?」

「シャーリー? あぁこれは創造神アテンの加護を受けた影響らしい」


 俺の口から出た創造神アテンの加護という言葉にみんなが驚きの表情を見せる。


「創造神アテン……」

「俺もびっくりしたけどな。それよりそっちは……」


 俺の視線の先にはラートの隣に立つクロードが映る。


「ハル先輩! クロード兄ちゃんも一緒に戦うっす!」


 いや、一緒に戦うって……と俺は思ったけど、みんなは別に驚いていない。

 俺のいないところで、何か話が纏まったんだな。なら、俺がとやかく言うつもりはない。


「そっか、分かった」

「ふん、俺は別に一人で戦うがな」

「クロード兄ちゃんそんな事言わないで、一緒に戦うっすよ!」


 クロードは言葉はあれだが、こちらに危害を加えるそぶりはない。

 それに、ラートに対しても素っ気ないけど、相手にしない訳じゃない。

 魔人化してもこんな奴いるんだな。


「あれは……」


 不意にウィルが言葉を発する。

 そして、ウィルの視線の先を追うと、黒い靄がサラージ王国を包んでいた。

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