454/494
第四百三十話 対カルザル その14
カルザルが叫ぶ声を聞いてシャーリーはカルザルの方を向く。
そして、口を開いた。
「あなたのその剣に宿る負のオーラを浄化したのです」
「っ!?」
あの漆黒のオーラを浄化!?
あれほどヤバイ感じがするものを!?
「そ、そんな事出来る訳ない!」
「いえ、出来ます。だって私は今、創造神アテン様の力を得ているのですから」
「「っ!?」」
創造神アテンの力!?
なんでシャーリーが!?
「創造神アテンだと!? そんな馬鹿な事あってたまるか!!」
カルザルは激昂すると、シャーリーに向かって地面を蹴った。




