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第四百二十四話 対カルザル その8

「うぉぉぉおおおおお!!!」


 シャーリーに助けてもらった俺は、カルザルの剣と長時間触れないようにするように、ヒットアンドアウェイで、立ち止まらずに常に動きながら剣を振るう。


「甘い!」


 しかし、俺の攻撃はなかなかカルザルへと当たらない。

 時に魔法で目くらまししながら、攻撃しているにも関わらず、カルザルは問題なく対応する。

 むしろ、俺の攻撃の隙をついてカルザルは攻撃してくるし、時々危ない場面がある。

 でも……。

 

「っ!?」


 俺の隙をついて攻撃してこようとするカルザルに対して、シャーリーが新たに水虎は発動させ、カルザルへと攻撃し、俺のフォローをしてくれる。

 一進一退の攻防……それがしばらく続いている。


「……」


 すると、カルザルが攻撃の手を止め、距離を取る。

 何をするつもりだ……?


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