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第四百二十二話 対カルザル その6

 俺は体内に入ってくる執筆のオーラ……負の魔力に抗うように魔力を体内から剣へと流し込むけど、それでも体内へと負の魔力が入ってくる。

 

「くっ……」


 そして、その負の感情に負けないように意識を保とうとすると、その隙を突くかの如くカルザルが力を強める。


「貴様の覚悟とはそんなものか?」


 剣を交わえる向こうでカルザルが俺に問いかける。

 俺は負ける訳にはいかない……でも……くそ!


「……残念だ、終わりにしよう」

「うわっ!」


 カルザルは突如オーラを強め、その衝撃で俺の剣が折れ、尻餅をついた。


「安らかに眠れ」


 カルザルはそう言うと、剣を振りかざした。

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