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第四百十三話 対魔人化ルイーズ その7
「うぉぉおおおお!!」
俺は師匠と剣を交えながら、全力で魔力を高め刀身から火魔法を放つ。
俺の魔法は師匠を取り囲むように周囲を覆い、炎の槍となって一気に収縮し師匠を襲う。
師匠は俺と剣を交えている為、魔力操作した剣で魔法を弾く事も、動く事もできない。
これでいけるか……?
炎の槍が師匠に命中し、轟音が鳴り響く中俺は様子を見る。
そして、剣を交えている師匠の力が弱まる。
やったか……?
「っ!?」
俺が師匠を倒したかと、少し油断した隙に煙幕の中からダメージを受けながらも反撃してくる師匠の姿が見える。
しまった!?
「ロイ君ーーっ!?」
アリィが叫ぶけど、このタイミングでは師匠の剣を防ぐのにまにあわない。
俺は死ぬのか……。
その時だった。




