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第四百九話 対魔人化ルイーズ その3
「うぉぉおおおお!!」
俺は魔力操作して、師匠に斬りかかるがあっさりと受け流されてしまう。
そして、カウンターで師匠の剣が俺の方へと向かおうとする。
「させませんわ!」
俺にカウンターを入れようとするところで、アリィの水竜が師匠に襲い掛かり、俺にカウンターを入れさせない。
さっきから、このようなやりとりがしばらく続いている。
どんなフェイントを使っても師匠は惑わせられないし、逆にカウンターを仕掛けようにも隙がない。
だから、結果的に俺から動く事になるけど、逆にカウンターを喰らいそうになり、アリィがそこをフォローしてくれて何とか二人で戦えているといった感じだ。
「くそ……」
つまり今八方ふさがりのような状況だ。
師匠の裏をかくには……
「魔法剣か……」




