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第三百八十八話 最後の晩餐 その7

 ロイが去った後、ウィル、ラートそれにアリィやルル、さらにソニンまで声をかけに来てくれた。

 シャーリーは来なかったけど、仕方ないだろう。今のシャーリーからしたら俺は赤の他人だ。


 それでも、来てくれたみんなは明日の事やシャーリーの事を気遣って話してくれた。ソニンに至っては「別に、ハルの事を心配した訳じゃないし、可哀想に思った訳じゃないわよ!?」なんて言って声をかけてきた。心配してくれるのは嬉しいけど、ソニンの目には俺は可哀想に見えるらしい。まぁ、シャーリーの事だろうけど、ソニンだけじゃなくてみんな俺が失恋したみたいに慰められると、なんだか惨めな気持ちになる。まぁでも本当、みんいい奴だ。


 ラートはラートで漆黒の鎧の男……クロードの事で悩んでたみたいだけど、魔人化してみんなを危険にさらすなら、戦うって決意してた。

 

 明日の戦いは俺だけじゃなく、ロイやウィル、そして、ラートや他の女性だってそれぞれ戦う理由を背負っている。


「明日は負けられないな」


 俺は一人呟き、明日に備えて寝ようと振り返るとそこには人が立っていた。


「シャーリー……」

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