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第三百六十八話 シャーリーの心の中へ その12

 「なんだいシャーリー?」


 俺は突如口を開いた闇の雫の影響を受けたシャーリーに問い返す。

 この状況をどうしたらいいのか、どうしたらシャーリーを救えるのか考えても分からないけど、今はこのシャーリーと会話するのが大事だと俺の直感が訴えかけていた。


 「……」


 俺の問いかけに闇の雫の影響を受けたシャーリーはまた黙り込む。しかし、俺は焦らない。ここで急かしても何か解決するようには思えなかった。今は言葉を待つ時……俺はそう思い何も言葉を発せず、ただ言葉を待つ。


 「……私、ハル君の事信じてもいいの? こんな自分勝手言う私でもハル君はいいの?」

 「当たり前だろ。俺はシャーリーの事が好きだ。だから俺には何の遠慮もしなくていいし我慢しないでくれ。むしろその好きな人が俺に遠慮される方が悲しいよ。……だから俺の事を信じてくれ。俺は自分の命がある限りシャーリーの為に出来る事をするから」


 そう、俺はどんなシャーリーも受け入れるしシャーリーの為なら自分の命がある限りなんだってする。

 俺は父さんと母さんが命をかけて俺を守ってくれたように俺も好きな人を命をかけて守る。


 「……ハル君」


 すると腕の中にいたシャーリーが白く光り出した。

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