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第三百六十三話 シャーリーの心の中へ その7

 「……シャーリー……?」


 俺とルルの目の前に現れたのはシャーリーだった。……いや、でもシャーリーとは違う。その姿はシャーリーと一緒だけど全体的に少し黒く、決定的に違うのは髪の色が黒いという事だ。でも、シャーリーと全く違うとは言い難い何かも感じる。


 「……ハル君気をつけてください。彼女からは黒いオーラを感じます。……ただ、少しシャーリーさんの気配も感じます。正直なんていったらいいのか分かりませんがシャーリーであってシャーリーさんではない……そんな感じです」


 ルルは突如として現れた目の前のシャーリー……いや、シャーリーの姿をした何かに警戒している。

 ルルも俺が直感で感じた事と同じ印象を持っているという事はあながち俺たちの認識は間違ってないだろう。

 でも、シャーリーであってシャーリーじゃないとなるとどう対応するか慎重に考えないと……。

 もし、シャーリーの一部がこの存在だとしたらそれを傷つけた場合、それがシャーリーにどう影響するか分からない。


 俺とルルは身動き出来ずシャーリーの姿をした者を見据える。

 どうしたら……?

 俺が目の前の存在をどう対応したらいいか思案しているその時だった。


 「ハル君……なんで私を守ってくれなかったの?」




 

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