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第三百六十二話 シャーリーの心の中へ その6

 「シャーリーっ!!」


 俺はその光へとたどり着くと黒い靄を取り払おうと手で払おうとする。でも、その黒い靄はこびりついているのとどんどんと増殖しているような感じで払っても払っても黒い靄は取り払う事が出来ない。


 「くそ!! きりがない!!」

 「ハル君! どいてください!!」


 振り返るとルルが手を前に出しながら詠唱を開始していた。


 「世界に宿りし光の精霊よ。我、汝の導きによりこの命を捧げる。その誓いの代償に我に力を与えん。(ホーリー)なる(プュリフィ)浄化ケーション!」


 これはあのスケルトン達を倒した時の神聖魔法だ。

 これなら……。


 ルルの放った神聖魔法は黒い靄を包み込みその後光が消えるとともに黒い靄も消えさった。


 「よし! これでーーっ!?」


 ルルの魔法により黒い靄が消え去ったと思ったら、すぐにまたどこからともとなく現れシャーリーのいる光を覆う。

 こんな事があるのか……?


 「そんな……こんな事が……」


 ルルも目の前の光景に信じられないといった感じで驚いている。


 「くそ! どうしたら……」


 ルルの神聖魔法も効かない、シャーリーに近づく事も出来ないなんて……いったいどうしたら……。


 「っ!?」


 俺とルルが手立てがなく立ち尽くしていると突如、黒い靄が集まり人影となって俺とルルの前に現れた。

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