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第三百六十一話 シャーリーの心の中へ その5

 ルルの神聖魔法をかけてもらって俺たちはシャーリーの心の中心付近までやってきた。


 「ここは闇の力、オーラが強いです……」


 ルルの言葉通り、ここら一帯は黒い靄のようなものが覆っていて何かしら不快な気分になる。

 俺とルルは神聖魔法による結界の為、いくらかは軽減されているけどこれで結界がなかったら……。


 「シャーリーはこんな中を……」

 「確かにこの中を結界なしでは厳しいかもしれません。でも、ルクス様の言う通りなら創造神アテン様の力によって守られている……ということは私たちのように結界か何かで守られていると思います」


 確かに……。

 それでも結界があってもこんなに不快な気分になるんだ。長い間いるのは良くないだろう。急がないと……。


 「ん? あれは?」


 俺の視界の先に一段と黒い靄に包まれた淡くぼんやりとした光が見える。

 その光は弱々しく周りの黒い靄がびっちりと覆っていて今にもその光を飲み込んでしまいそうだ。


 「きっとあそこにシャーリーさんが」

 

 俺はルルの言葉を聞くなり駆け出す。

 待ってろシャーリー! 今行く!

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