表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
382/494

第三百五十八話 シャーリーの心の中へ その2

 段々と周りに映る光景か今のシャーリーの年齢に近くなってきた。

 その中にはドラゴンが村を襲った時の光景もあった。その光景が映し出されているところは全体的に黒がかっていた。考えて見ればさっきのシャーリーの辛い思いをした時の光景も黒がかっていたしもしかしたら辛い思いをした記憶や嫌な思いをした記憶は元から闇を生み出す要因なのかもしれない。

 それでも心が闇に染まらないのはたくさんの楽しい思い出があるからだろう。

 シャーリーの心の中も辛い記憶もあるけど、それ以上に家族と笑っている記憶や楽しそうにしている記憶が多かった。


 「シャーリーさんの気配が近くなってきました」

 「了解、気を引き締めていこう」


 ここまでは何事もなく順調に来られた。

 でも、進むにつれて映し出される光景に闇の雫が侵食しようとしているのか、映像が黒がかってきた。

 どうやら闇の雫はシャーリーの心の本体周辺に力を注いでいるようだ。


 俺とルルは気を引き締めながら先を進む。


 すると、シャーリーの記憶の中で今まで一番記憶の侵食が激しいところが見えてきた。


 「あれは……」

 「まさか……」


 シャーリーの記憶の中で一番侵食が酷いもの。それは俺との思い出だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ