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第三百四十八話 霊峰フォルクレストでの出来事 その13

 「ーーっ!? すべてを無に返す存在!?」


 すべてを無に返す存在だって!? そんな存在が……いや、精霊に光と闇があるのなら神にだって……。

 そう言えばまさか……確かゴード=ザイールの目的もすべてを無に返すと言っていたような……ん? ゴード=ザイールは俺の事を知っていた……もしかしてゴード=ザイールはゴルゾーラ=アイディールって事か……?

 

 「そうさ。邪神アポフィスは創造神アテンの対の存在として世の中を創造ではなく無に返す……そんな存在として伝えられているんだ」

 「……そうです。邪神アポフィスの力は創造神アテンと匹敵する力……その力をゴルゾーラ=アイディールは手に入れたのです。そして、その力を用いて世界を破滅へと……ファラン様とララ様はゴルゾーラ=アイディールを阻止しようと立ち上がりました。しかし、邪神アポフィスの力を手に入れたゴルゾーラ=アイディールの力は絶大で……ファラン様とララ様、そして私達精霊の力を合わせても苦戦していました。その時、創造神アテン様がララ様へと降臨され、ファラン様、我々精霊と力を合わせて邪神アポフィスの力を手に入れたゴルゾーラ=アイディールを封印しましたがファラン様とララ様はすべての生命力を力に替え……」

 「そうか……。でも、創造神アテンが母さんにってどういう事?」


 母さんに創造神アテンが降臨? いったいどういう事だ? その辺は俺は何も知らない。


 「ララ様は創造神アテンの祝福を受けた人族の代表として古代人種のリーダーであるファラン様とご結婚なされました」


 母さんが人族の代表!? 創造神アテンの祝福!?

 いったい何がいったいどういう事なんだ!?


 「ルクス! いったい何がどうなってるんだ!? 何がどうなってるんだ!?」


 俺はもう精霊相手でも言葉遣いがどうかとか気にする余裕もなくなっていた。

 そかのメンバーも驚きを隠せないようで茫然としている。


 「ハル様、すべてお話させていただきます」

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