表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
370/494

第三百四十六話 霊峰フォルクレストでの出来事 その11

 「「「「ーーっ!?」」」」


 俺たち一同は衝撃を受ける。

 まさか……まさか反乱を起こしたのが俺の叔父!? じゃあ俺の両親を殺したのは血の繋がった親戚だというのか!? そしてゴルゾーラ=アイディール!? それってゴルゾーラ教と同じ名前……そんな……そんな!?


 「そんなバカな!!」


 俺は自分の中で処理しきれなくなった感情を吐き出すかのように叫ぶ。


 「ハル様落ち着いてください!」

 「落ち着いてられるか!!」


 だって俺の両親を殺したのが血の繋がった親戚で、俺を殺そうとしているのが叔父だって!? 今唯一生きている血の繋がった人間が俺の敵なんて……。そもそもなんで父さんの弟が父さんを殺すんだ!? そして母さんも!! そして、シャーリーまでも殺そうと……魔人化させようとしたんてありえない!!


 「はぁ……はぁ……」

 「ハル、気持ちは分かるが落ち着け。今は話を聞こう」

 「ウィル……」

 

 ルクスの言う通りだとしたら俺の叔父がウィルの父の仇になるはずだ。それなのに……。


 「……分かった。話の続きをお願いします」

 「ハル様……承知いたしました。ゴルゾーラ=アイディールは何の理由でかは分かりませんが行方をくらまし、次に姿を見せた時は心を闇に染め自ら堕天し魔人化していました」


 なに……? じゃあ俺の叔父は魔人なのか?


 「ゴルゾーラ=アイディールは魔人化した後、仲間を集め反旗を翻しました。その時はファラン様が先頭に立ち反乱を抑えましたが、ゴルゾーラ=アイディールを取り逃がしてしまいました。その後、捜索したのですが見つからず……。そして月日は流れファラン様は世の中を正そうと動いていました。そんな中、ララ様との間にハル様が生まれたのです。……それからしばらくしてです、ゴルゾーラ=アイディールが再度反乱を起こしたのは」

 



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ