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第三百四十三話 霊峰フォルクレストでの出来事 その8
「「「「ーーっ!?」」」」
俺たちは目の前のドラゴンの衝撃の言葉によって一同揃って言葉を失う。
創造神アテンの盟友? 光の精霊の守護? 神竜ルチアだって!?
「バカな!? 神竜ルチアなんて名前聞いた事ないぞ!?」
「そうよ!! 私も聞いた事ないわ!?」
ウィルとビアンさんは揃って声を上げる。
神竜ルチア……俺のエターナル・ログの知識には確かに名前は存在している。でも、その詳細はない。
「神竜ルチア……まさか……」
「ルル何か知ってるのか?」
「あっ、いえ、知っている訳ではないのですが、ラース教に伝わる最古の教典に大昔、光と闇の戦いがありその時の戦いに神竜ルチアという名前が出ていたのです」
光と闇の戦い?
『ソノトオリダ。巫女ヨ。我ハ遠イ昔ノ光ト闇ノ戦イニ参加シタ』
「その光と闇の戦いとは何なんだ?」
光と闇の戦い……もしかしたら……。
『ソレハーー』
「それは私からお話させてください」
神竜ルチアの前に突如、眩い光と共に白髪の小さな少女が姿を現した。




