表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
365/494

第三百四十一話 霊峰フォルクレストでの出来事 その6

 「なんだあれは……」


 頂上に近づくと頂上付近は平らになっているのか、続く道は見えなくなったが奥行きがあるように見える。そして、その奥行きの先に何やら靄にかかった大きな影が見える。

 あれが光の精霊……? いや、ノームは小さかったから違うような気もするけど……精霊って大きさバラバラなのか? そうだとしても大き過ぎる気がする……。


 「ビアンさん分かりますか?」

 「いや、分からないわ。さすがの私も影で何か分かる訳じゃないし」


 そりゃそうだ。

 とりあえず近づいて確認するしかないか。


 「とりあえず行って確認するしかないだろう」


 ウィルの言葉にみんな頷くとその影を目標に歩き出す。

 やがて歩く道は平坦になり、ここが霊峰フォルクレストの頂上という事を表す。

 そして、道が平坦になった事で影の大きさが分かるようになった。


 「あれは相当でかいな。岩か何かか?」

 「分からん。しかし、相当な大きさだな。城とまでは行かないが普通の家よりはかなり大きいだろう」

 「霊峰フォルクレストの頂上にあれほど大きなものが……」

 「なんか研究者魂に火が点いたね! 調べてみるわ!」


 そう言ってビアンさんが影へと向かって走り出した。


 『清キ心ヲ持ツ者タチヨ』


 「なに!?」

 「これは!?」

 「これは……」


 頭の中に直接響くような感じで声が聞こえビアンさんは立ち止まる。そして、ウィルやルルも驚愕した顔をしている。

 まさかこれは……俺はこれを知っている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ