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第三百二十二話 今後の方針

 「……これから俺たちは二つ、いや三つの事をしなければいけないな」


 沈黙を破るようにウィルが口を開く。


 「まず第一にシャーリーの意識を取り戻す方法を見つける事、そして第二に当初の予定であったロイの剣を作る事、そして第三にゴルゾーラ教を止める事」


 そうだ。

 俺たちにはやらなければならない事がある。

 立ち止まる訳にはいかないんだ。


 「特にこの中でシャーリーの件は時間がない。……かと言ってゴルゾーラ教もほっとけないがロイが力を出せないとこれからの戦いは厳しいだろう。そこでだ。ここからはシャーリーの件、ロイの剣と分かれて行動しないか?」


 ……確かにその方が効率がいい。

 それにゴルゾーラ教がいつ動くか分からない以上、早く体制を整えた方がいい。


 「俺は賛成だ。……でも、俺はシャーリーの方へ行かせてもらう」

 「……そうだな。それがいい。じゃあ俺は剣の方だな。どっちにしても自分のを作ってもらうんだしな。……それに俺はこの手でルイーズさんを止めなくちゃいけない……ラート、お願いできるか?」

 「……」

 「ラート……?」

 「えっ、あっ、はい! もちろんっす! ……ただ一つお願いがあります」

 「お願い?」

 「……俺も一緒に戦わせてください!!」


 ラートは何か思い秘めた表情で言葉を発する。

 ……クロードの事か……。


 「俺は良いけど……危険だし辛い戦いになるかもしれないぞ?」

 「それは承知の上っす! お願いします!」


 そう言ってラートは頭を下げる。

 俺はロイとウィルに視線を移すと二人とも無言で頷く。

 決まりだな。

 ラートには少し辛い戦いかもしれないが……。


 「ラートこれからもよろしく頼む」

 「はい! もちろんっす!」


 ラートは正式に俺たちの仲間に加わった。

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