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第三百五話 シャーリー救出戦 その8

 「ダビドっ!! 何を!?」


 俺はシャーリーに歩み寄るダビドに叫ぶ。

 すると、ダビドは返答する代わりにこちらを見てニヤリとして黒い膜へと入り、シャーリーの側へ立つ。

 そして、魔人化した女は俺の行く手を阻むようにダビドと俺の間へ歩み、立ち塞がり剣を構えた。

 ……いったい何をする気だ!?


 「大司教様の命令よりこの娘は連れて帰るはずでしたが、あなたがどうやってこの娘の居場所が分かるか分からない以上それは危険です。……まぁ大司教様なら問題ないでしょうが」


 ダビドはシャーリーの傍に立ち、ニヤニヤしながら俺に話かけてくる。

 俺はシャーリーを人質に取られ、どう動く事も出来ずただダビドの話を聞く事しか出来ない。

 何か……何か手はないか!?


 「連れて帰る事が難しいなら、大司教様の計画を早めればいい。そうここでね」

 「ダビド!! シャーリーに何かしてみろ!! 絶対……絶対許さない!!」

 「くくくっ、いいですね……いいですねその怒った顔!! あぁ気持ちが良いものです! そう言われると余計にやりたくなるんですよ私は!」


 ダビドは目を見開きながらこっちを見て叫ぶ。

 そして、高らかに笑ったかと思うと一呼吸置いて真剣な顔をに戻った。


 「ここでこの娘には魔人化してもらいます」

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